ビル用 マルチエアコン
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発生時間(h)発生時間(h)★★★※①②③④⑤⑥⑦⑧❷00123476乗用自動車・エアコンディショナー・テレビジョン受信機・電気冷蔵庫・電気温水機器(ヒートポンプ給湯機)・三相誘導電動機・電球形LEDランプ冷 房200260トップランナー制度とは地球環境保護や温暖化防止をめざして、テレビ、OA機器、エアコン、照明器具や自動車などのエネルギー消費機器の中で、最も省エネ性能の高い製品(トップランナー)以上の性能を目標基準値に設定し、これより上をめざすという考え方が「トップランナー方式」です。なお、トップランナー制度の対象となる機器は省エネルギー法第78条に基づき、以下3要件を満たすものとされています。1. 通年エネルギー消費効率の変更 (従来)APF2006⇒(新)APF2015APF2015は、従来のAPF2006に対して、空調負荷や外気温度発生時間などをより実態に合わせた新しいAPFです。従来の5つの評価点に中間冷房中温・最小冷房中温・最小暖房標準の評価点が追加され、最大8つの評価点(右表)から算出されます。※機種によって評価点数は、異なります。2. 運転音の表示(音響パワーレベル 〈 sound power level 〉)従来の音圧レベルから音響パワーレベルに変更されました。東京地区を条件に、ビル用マルチエアコンは「事務所」をモデルとして年間の総合負荷を算出します。定格冷房能力・定格暖房能力、暖房低温能力に、中間冷房能力・中間暖房能力を加えた5つの評価点により、❶で求めた年間の総合負荷に応じた消費電力量を算出し、APFを求めます。規 格地 区建物用途使用期間使用日数使用時間冷房暖房500型4.4モード評価点定格標準中間標準中間中温最小中温定格標準中間標準最小標準最大低温冷房暖房測定する位置(音源との距離や方向)によって音圧レベル(騒音レベル)が異なる。中温①定格標準②中間標準③中間中温④最小中温外気温度(℃)暖房低温暖房負荷⑧最大低温−10標準⑤定格標準⑥中間標準⑦最小標準58外気温度(℃)9101112131415※APF表示は、JIS B 8616:2006(パッケージエアコンディショナ)に基づいて行います。※マルチエアコンの対象機種は冷房能力50.4kW以下のものです。(室外ユニット組み合わせ機種は対象外)1501005018192021222324252627282930313233343580型5.7112型5.5マルチエアコン140型5.2160型5.0224型5.5280型5.1335型4.8400型4.8450型4.6★JIS B 8616 の改正にて追加 ※暖房低温から名称変更標準冷房負荷15010050−2暖 房200音源が周囲に発する全音響エネルギーを測定するので、運転音の大きさにより一義的に決まる。ビル用マルチエアコンJIS B 8616:2006東  京事務所4/16〜11/812/14〜3/23週6日8:00 〜20:00測定空気条件室外35℃DB室外29℃DB室外7℃DB/6℃WB室外2℃DB/1℃WB2010年省エネルギー法改正に伴い、業務用エアコンについても2015年度達成目標値(トップランナー基準値)が設定されました。これに対応し、各製造事業者はより省エネ性能の高い製品の開発により、2015年4月以降の出荷分より加重平均で目標基準値の達成が義務付けられています。①日本国内で大量に使用される機械器具。②使用に際し相当量のエネルギーを消費する機械器具。③エネルギー消費効率の向上を図ることが特に必要なもの。 現時点で自動車や家電等29品目が対象特定機器に指定されています。〈一例〉■業務用エアコン2015年トップランナー基準値(APF2006値※)■APF算出のための外気温度発生時間と評価点(東京:事務所)●音響パワーレベルとは音源が発する音響エネルギーの大きさを基にした量です。音響パワーレベルは音源との距離や方向などの位置関係によらず、運転音の大きさによって一義的に決まりますので、製品から発生する運転音がより正確に表示されます。[参考] 従来の音圧レベル 〈 sound pressure level 〉音源から発生した音のある1点における音の大きさ(音圧)を基にした量です。音圧レベル(騒音レベル)は測定点における値です。実際は音源から発生する運転音が同じでも、音源との距離や方向などの位置関係によっても変化します。■算出方法❶■算出条件より省エネ性能の高いトップランナー基準が適用されました。JIS B 8616(パッケージエアコンディショナ)の改正に伴い、2015年4月以降、通年エネルギー消費効率(APF)と運転音を新しい指標に変更されました。業務用エアコンは、2015年4月以降、

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