ビル用 マルチエアコン
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据付・工事情報316冷媒(R410A)に関わる施工のご注意■ 継手の選定設計圧力の変更に伴い、継手(エルボ・ソケットなど)の最小厚さが一部変更となります。(下表)1/2H材の場合、配管の曲げ加工および拡管加工ができなくなりますので、市販の継手(エルボ・ソケットなど)を使用してろう付け接続を行ってください。また、マルチキット(別売品)については各製品毎に指定されたものを選定してください。なお、フレアナット寸法が一部変更となりますのでご注意ください。冷媒配管用銅管の肉厚(mm)継手の最小厚さ(mm)〈R22〉フレアナット寸法B(mm)〈R410A〉冷媒R22R407C銅管材質銅管材質0.60.80.81.01.01.21.21.41.41.65ー O材O材O材O材O材O材O材O材O材O材ー0.80.80.81.01.01.151.01.01.11.151.251/2H材1/2H材1/2H材1/2H材1/2H材R410A銅管材質O材O材O材O材O材O材O材O材O材O材0.80.80.81.01/2H材1.01/2H材1.01/2H材1.01/2H材1.01/2H材1.11/2H材1.351/2H材1.55(JIS B 8607)冷媒銅管外径φ6.35φ9.52φ12.7φ15.88φ19.05φ22.2φ25.4φ28.58φ31.75φ38.1φ44.45R407CR22R410A呼称0.50.60.70.80.80.90.951.01.051.251.250.50.60.70.80.80.90.951.01.11.351.551/43/81/25/83/41.真空引き時間は1〜2時間(水分除去) [-755mmHg以下(5Torr以下)が基本]2.逆流防止真空ポンプアダプターを使用フレアナット銅管R410A (Max4.15MPaゲージ)R410A適用製品であることを確認してください計測器・工具(R410A専用に注意)1.配管は適性な材質・肉厚を選ぶ2.配管内部の清浄管理徹底3.ろう付け時の窒素ガスブロー必須4.ろう付け後、配管内のフラッシング必須5.フレア加工の仕上がりを厳密に6.フレア部に塗布の油は合成油7.トルクレンチの使用厳守R410A適用製品であることを確認してください気密試験圧力R410A→4.15MPa×24h1.使用冷媒(ボンベ)の確認2.冷媒封入は必ず液で封入3.マニホールドバルブ、チャージホース はR410A専用のものを使用4.追加冷媒量を室外ユニット銘板に記入5.ガス漏れチェックはR410A専用の ものを使用 銅管外径フレアナット二面幅BR407CR221722242736R410Aφ6.35φ9.52φ12.70φ15.88φ19.051722262936二面幅B銅管外径φ6.35φ9.52φ12.7φ15.88φ19.05φ22.2φ25.4φ28.58φ31.75φ38.1φ44.45(注)左表以外の薄肉品は絶対に使用しないでください。(JIS B 8607)印:新規(規準変更)印:従来以上に徹底・厳守(注)リニューアルなどで、既設配管を流用する場合、配管洗浄などの作業が必要です。(詳細は製品資料を参照ください。)(JIS B 8607)( )内は気密試験圧力を示す〈据付工事の流れ〉工事区分の打ち合わせ使用冷媒の確認施工図作成スリーブ・インサート工事室内ユニット据付け施工前の準備冷媒配管工事ドレン配管工事ダクト工事保温工事室外(蓄熱)ユニット基礎工事室外(蓄熱)ユニット据付け電気配線工事ディップスイッチ設定気密試験真空乾燥冷媒追加封入化粧パネル取付け試運転チェック引渡し取扱説明R22(Max3.0MPaゲージ)R22適用製品であることを確認してください計測器・工具(R22用従来品)1.2.3.4.5.6.7.通常配管フレア部に塗布の油は鉱油同右R22適用製品であることを確認してくださいR22では基本的には液で封入するが基本的には右記に準ずる気密試験圧力右記に準ずるガスでも封入可製品には互換性が全くありません〈施工の相異〉(ドライ・クリーン・ノンリーク)(真空度厳守)R22→3.0MPa×24h■ 配管材料について冷媒配管はJISH3300「銅および銅合金継目無し管」のC1220のりん脱酸銅管を使用してください。■ 冷媒接続配管肉厚の選定設計圧力の変更に伴い、冷媒接続配管肉厚が変更となります。変更となる冷媒接続配管肉厚を下表に示します。銅配管の場合、材質によって配管肉厚が異なってきますのでご注意ください。■ 据付工事の流れと施工上の留意点〈冷媒配管工事・気密試験・真空乾燥・冷媒追加封入〉

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