ビル用 マルチエアコン
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3213. 自然蒸発式加湿器の給水圧力は50~500kPaまで使用できます。500kPaを超えてご使用になる場合は、自然蒸発式加湿器の一次側に必ず減圧弁(現地調達品)を設けてください。4. 保守管理上、個々の加湿器に給水弁(現地調達品)を必ず設けてください。5. 試運転を実施する前には、給水配管およびドレンパン内に汚れがないことを確認し、汚れがある場合は清掃を実施してください。 (加湿エレメントおよびドレンパン表面にカビが発生する原因となることがあります。)6. 現地給水管は、施工後およびシーズン初めに必ず「水抜き」してから加湿器と接続してください。(汚れ・異物による能力不足、給水系の詰まりおよび加湿エレメントの異臭などの 原因となる場合があります。)また、エアー抜きを加湿器給水口を取り外して実施してください。(異音の原因となる場合がありますので、エアーが常に供給される場合などは エアー逃がし弁などを給水系に設けるなどしてください。)7. 過加湿を防止するため、湿度調節器(現地調達品)を設置してください。8. 食品工場や病院、福祉施設などでは蒸気を発生するタイプ(別置タイプを含む)をおすすめします。なお、シリカやカビの発生、飛散を防止するために定期的なメンテナンスが必要です。9. 給水管などは、凍結パンク回避のため凍結防止の処理が必要です。高性能フィルターの測定方法はJIS改正のため、比色法から計数法に変更しました。●機器廃棄、および、冷凍サイクルの修理の際には冷媒回収が必要です。機器保守契約者、工事業者、販売業者などの専門業者とあらかじめ回収契約を結び、その内容を明確にして おいてください。 ●使用済みの業務用冷凍空調機器は産業廃棄物です。冷媒回収で発生する回収作業・運搬・保管・破壊または再生までの費用は機器使用事業者のご負担となります。このため、機器廃棄時の製品引き取り費用にこれらの費用が追加されますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。 ●回収はほとんどの場合、機器の設置場所で作業します。作業内容はその設置場所によって大きく異なりますので、作業にかかる時間などは事前にお問い合わせください。注)ï外気処理エアコン(大容量加湿タイプ)、エコノフレッシュは使用される自然蒸発式加湿器の給水圧力は100~500kPaとなります。機器廃棄・機器修理(冷媒回収契約)当社回収・集積・運搬冷媒回収では高圧ガスを取り扱うため、回収に際しては専門技術者が回収装置を用いて作業し、法で定められた容器に回収します。冷水系補給水6.8~8.030以下50以下50以下50以下全硬度(mgCaCO3/L)カルシウム硬度(mgCaCO3/L)イオン状シリカ(mgSiO2/L)全鉄(mgFe/L)全銅(mgCu/L)点検周期※21回/年(シーズン前)1回/年(シーズン前)1回/年(シーズン前)異臭・加湿不良・水飛び・エアコン熱交換器の腐食減圧弁・電磁弁・給水チューブの詰まり加湿不良減圧弁・電磁弁・給水チューブの詰まり・加湿不良1回/年異臭・エアコンドレンポンプの詰まり・水飛び1回/年(シーズン前)1回/年(シーズン前)項 目硫化物イオン(mgS2−/L)アンモニウムイオン(mgNH4+/L)残留塩素(mgCl/L)遊離炭酸(mgCO2/L)注)ï「JRA GL-02:1994 冷凍空調機器用水質ガイドライン」より抜粋。2. 水道管に直接接続することはできません。水道管から給水しなければならない場合は、シスターン(日本水道協会認証のもの)をご使用ください。水にシリカを含んでいる場合、 加湿能力の低下や白い粉が吹出することがありますので、水処理業者などにご相談の上、軽減対策をご検討ください。これにより、腐食の進行を抑制することも見込めます。注)ïエコノフレッシュ(RPIF-GP500~1000K1以降)は、水道管に直接接続できます。●比色法と計数法(粒径別粒子捕集率)の集じん効率比較表(目安)(旧)JIS B 9908 2001比色法95%90%65%冷水系補給水検出されないこと0.1以下0.3以下4.0以下(新)計数法(粒径別粒子捕集率)0.4um0.7um90% 80%80%70%40%50%※1. 加湿エレメントは交換が必要な消耗部品です。供給水質が市水・上水で硬度70以下の場合、交換目安は3年です。(交換周期は保証期間を 示しているものではありませんので、ご注意ください。)長期間使用しますと、加湿能力の低下、変色、白粉の発生や室内ユニット本体の熱交換器が腐食する要因となることがあります。なお、加湿エレメントは製品により 異なりますので、詳細は取扱説明書および技術資料をご参照ください。※2. 建築物衛生法の対象となる建物にご使用の場合は、定期的な点検が必要となります。JIS B 9908 2011 ■冷媒のリサイクルシステム ■施工上のご注意1. 給水は、下表の基準と同等以上の水を使用してください。特に水質が悪い場合、不純物の飛散および異臭が発生する場合があります。また、自然蒸発式加湿器の場合は 給水温度は5℃~室内温度相当としてください。地下水(井戸水)・雨水・クーリングタワー水・暖房用温水・特殊水(純水)などは腐食や詰まりの原因になることがありますので、絶対に使用しないでください。水質に問題がない場合でも使用環境や設置状況などによっては短期間でも加湿器や熱交換器などが腐食する場合がありますので、ご使用にあたっては十分にご注意ください。 ■定期点検のお願い加湿器を長時間運転しますと給水ストレーナー(給水口内蔵)にゴミが溜まったり、詰まったりして、正常な運転ができなくなる事があります。また、加湿エレメントが汚れると 能力の低下や水飛び・異臭の原因となります。シーズンオフなどの長時間加湿器を運転しない場合は、水分中に含まれる微小なゴミが給水配管系内やエアコンドレンパンに 蓄積し、異臭や詰まりの原因となります。加湿器を清潔に保つため、長時間(2~3週間以上)加湿機能を運転しない場合は供給水を止め、送風運転し加湿器の乾燥運転を 実施してください。従って、以下の定期的な保守・点検が必要です。お客様・使用事業者フルオロカーボン再生・破壊施設再生・分解処理●水質基準pH(25℃)電気伝導率(mS/m)(25℃)塩化物イオン(mgCl−/L)硫酸イオン(mgSO42−/L)酸消費量(pH4.8)(mgCaCO3/L)冷媒回収作業お客様・使用事業者へのお願い項 目保守内容加湿エレメント組品の点検※1給水ストレーナーの洗浄給水配管系内の洗浄エアコンドレンパンの清掃電磁弁、減圧弁の点検タイマー基板(プリント基板)の点検比色法 : フィルター上流と下流に設けたそれぞれのろ紙の汚れ具合を光の透過具合で比較する方法。計数法 : フィルター上流の空気と下流の空気に含まれる粒子の数を数えその比によって粒子捕集率を求める。本フィルターは無機系の抗菌・抗ウイルス加工剤(銀イオン他)を加工した機能性不織布(倉敷繊維加工株式会社製)を日立空調機用フィルターとして製品化しています。冷媒回収作業項 目冷水系補給水70以下50以下30以下0.3以下0.1以下不具合事例水漏れ・加湿不良加湿不良日立ならではの環境対策ECO冷媒リサイクルシステム日立では、冷媒の回収・処理・再生などのトータルシステムを確立。製品の開発・ 設計から製造、廃棄までの全プロセスで、環境保護と資源の有効活用に積極的に 取り組んでいます冷媒リサイクルシステム各種加湿器 施工上のご注意、定期点検のお願いフィルターの粒子捕集率について

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