ビル用 マルチエアコン
323/324

—————————322■暖房能力の表示についてこのカタログに表示してある暖房能力値(kW)は、 日本産業規格(JIS B 8616)に定められている外気 温度7°C、室内温度20°Cで運転した場合を示し、 暖房能力は外気温度が下がるにつれて低下します。 したがって、外気温度が低すぎて暖房能力が不足する場合はほかの暖房器具と併用してお使いください。■自動霜とり装置について外気温が低く、湿度が高いときは、室外側の熱交換器 に霜がつき、そのままでは暖房能力も下がります。 この霜を取り除くため、「自動霜とり装置」の働きで、 約3~10分ほど暖房運転を停止し、霜とりを行って、 霜とり終了後ふたたび温風を吹き出します。■天井が高い場合について天井が高い場所では暖気が天井にこもりますので サーキュレーターを併設してください。■暖まるまでの時間についてヒートポンプ式エアコンは、お部屋全体を暖める温風循環方式ですので、暖房運転を開始してから暖まる までしばらく時間がかかります。エアコンを数シーズンご使用になりますと、内部が 汚れ、性能が低下します。通常のお手入れとは別に、専門のサービスマンが実施する保守契約(有償)を おすすめします。製品は梱包状態で輸送してください。解梱、据え付け された状態で輸送すると製品不具合発生の原因と なります。■耐油性向上仕様(特注対応品)室内ユニットを油が浮遊するような雰囲気(中華料理店など)に設置する場合、標準の室内ユニットは使用できません。このような納入環境には、耐油性を向上させた仕様にて受注対応いたします。●耐油性向上仕様・対応機種●耐油性向上仕様・対応機種(1)リニューアル時のご注意 リニューアルの際は、既設の室内ユニットの油による汚れ具合を確認してください。油汚れがひどい場合は、標準仕様品の選定は控えて耐食性向上を図ったユニットを使用してください。なお、極端に油汚れがひどい場合は、ご使用を避けてください。近年の製品は、軽量化、リサイクル性向上のため、樹脂製部品を従来に比べ多用しており、油に対する耐力が低下している場合があります。かべかけ型については、必ず油による汚れ具合を確認してください。(2)油の飛沫や蒸気、および粉末などのたちこめる場所(調理場・機械工場など)での機種選定油の飛沫や蒸気、および粉末などが熱交換器に付着し、水飛びの発生、熱交換不良による霧の発生、熱交換器の腐食、断熱材の剥離などを引きおこすことがあります。また、火災の原因になることがあります。 プラスチック部品は変形・破損することがあります。特に化粧パネルは、歪んだ状態で本体に取り付けると油と応力(環境応力破壊)によりパネルの亀裂が発生します。このような環境では、据え付けを避けていただくか、 調理場には厨房用てんつりを、またはダクトによる空調で油の飛沫を直接吸い込まない場所に設置するようにしてください。厨房用てんつりの据付場所に関する注意事項については、P.245をご参照ください。てんかせ (4方向・2方向・1方向)化粧パネルの据付場所に関する注意事項については、各てんかせ化粧パネルの注記をご参照ください。運転音の値は反響の少ない無響音室などの部屋で 測定した定格運転時の値(Aスケール)を示します。 実際に据付状態で測定すると、周囲の騒音や反響などの影響を受けて表示値より大きくなることがありますので 据え付けにあたっては、据付場所周囲の環境に十分 ご注意ください。また暖房時には着霜などの条件により本カタログに示す表示値よりも大きくなる場合があります。• 製品の能力を超える熱源が室内にある場合、ドライ 運転では十分に除湿できないことがあります。• 湿度のコントロールはできませんので、除湿目的や 湿度コントロールが必要な場合は、専用の機器を 選定ください。冷房運転中、室内ユニットに吸込空気の温度・湿度がおよそ乾球27℃、相対湿度80%程度を超える高温高 湿度の雰囲気にて長時間運転されますと、キャビネットへの結露や露落下する場合があります。また梅雨時期に新築された家屋などでは天井内が高湿となり、室内ユニット外表面に結露が生じやすくなります。このような場合は、外表面に断熱材の追加などが必要です。酸性またはアルカリ性雰囲気でのご使用酸性またはアルカリ性雰囲気(温泉地帯の硫化ガスの多い場所、殺菌用塩素を使用する部屋、燃焼器の排気を吸い込む場所)など、一般の雰囲気と異なる場合には熱交換器などに腐食を起こすおそれがありますので 設置を避けてください(海岸地帯の潮風が直接当たる場所では、耐塩害仕様室外ユニットの設置をおすすめします)。プラスチック製品成形機などで使用される離型用シリ コンガスなど微小な粉末(そば粉などの食品粉末も 含む)が浮遊する場所への設置はしないでください。 シリコンガスなどが熱交換器フィン表面に付着すると、フィン表面が撥水状態になりドレン水がドレンパン外に 飛散し水漏れの原因になったり、飛散した水分が電気品箱内に侵入し電気品が破損する原因になります。■降雪に対して室外ユニットの空気吸込口をふさいだり雪が入り込んで内部で凍結しないよう防雪フードを設けてください。 防雪フードは、当社オプション部品または同等品を ご使用ください。特に、吹出側に防雪ネット(網)を使用 した場合、つららの成長によりファンを破損するおそれが ありますので、防雪フードをご使用ください。■積雪について多雪地域では積雪により空気吸込口をふさぐことが ありますのでその地域の積雪量に応じて、予想される積雪より、50cm以上高い高さの架台を室外ユニットの下部に設ける必要があります。電気加熱器を組み込む場合、複数台のエアコンの 吸込ダクトおよび吹出ダクトを共用する共通のダクトの施工はしないでください。1台のエアコンが停止した 場合、空気が逆流することにより電気加熱器の保護 装置が正常に作動せず、発煙・発火の原因になります。上記以外の機種については、対応いたしかねますので、ご了承ください。項目機種てんかせ4方向RCI-GP**K3てんかせ2方向RCID-GP**K2てんかせ1方向RCIS-GP**K2ビルトインRCB-GP**K4てんつり(36~280型)RPC-GP**K3RPV-GP**K4(160型以下)特注対応品を使用してください吸込グリルに耐油性向上の塗装実施(特注対応)RPV-GP**K1(224・280型)ゆかおきかべかけRPK-GP**K3本体対応内容標準機を使用してください標準機を使用してください標準機を使用してください標準機を使用してください標準機を使用してください標準機を使用してください特注対応品を使用してくださいユニット据付部保護部材対応仕様別売化粧パネル詳細対応内容オイルガードフィルター専用パネルを使用してくださいオイルガードフィルター専用パネル(特注対応品)を使用してくださいオイルガードフィルター(特注対応品)を併せてご使用ください。オイルガードフィルター専用パネル(特注対応品)を使用してください標準品を使用してください追加などオイルガードフィルター(別売品)を併せてご使用ください。ワイドパネル、スペースパネルにつきましても同様の対応をいたします。ワイドパネルにつきましても同様の対応をいたします。オイルガードフィルター(特注対応品)を併せてご使用ください。なお、 オイルガードフィルターを使用する場合、フィルターボックス(別売品)が必要となります。また、キャンバスダクト(別売品)を併用する場合、キャンバスダクトはオイルガードフィルターの2次側となるように施工してください。オイルガードフィルター(別売品)を併せてご使用ください。オイルガードフィルター(特注対応品)を併せてご使用ください。オイルガードフィルター(特注対応品)を併せてご使用ください。その他特記事項ヒートポンプ暖房の特性エアコンのお手入れ製品の輸送について運転音についてドライ運転について高湿度でのご使用油の雰囲気内でのご使用ご使用場所について降雪や積雪の懸念のある地域でのご使用降雪や積雪の懸念のある地域への室外ユニット据付けの場合は次のような処置をしてください。電気加熱器を組み込む場合お買い求めに際して

元のページ  ../index.html#323

このブックを見る