店舗・オフィス用 パッケージエアコン
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◯1.真空引き時間は1〜2時間(水分除去)◯2.逆流防止真空ポンプアダプターを使用◉1.使用冷媒(ボンベ)の確認フロンガスは空気より重いので、漏えいした場合には床面付近に溜まる傾向があります。室内に充満すると窒息などの危険があります。また、冷媒R32の場合はわずかに燃える性質があるため、燃焼濃度に至る可能性があります。酸欠の回避、燃焼濃度の回避のためにも適切な換気を行って作業環境を保つようにしてください。・ 地下室や密閉された部屋で据付工事や修理などを行う場合は、局所排気装置での換気を行ってください。・ 据え付け・修理・移設・撤去などの作業を行う場所では、ファンヒーター・ストーブ・コンロ・電気ヒーターなどの火元となるものは十分に遠ざけ、喫煙はしないでください。・ 据え付け・修理・移設・撤去などの作業を実施する場合は、作業前と作業後に冷媒漏れチェックを実施して冷媒漏れまたは残留冷媒のないことを確認してください。作業中も冷媒ガス漏れ検知器を携行し、周囲に冷媒漏れがないことを確認しながら作業してください。・ ろう付け作業前には必ず周囲の可燃物を排除し、冷媒漏れチェックを実施して冷媒漏れまたは残留冷媒のないことを確認してから、ろう付け作業を実施してください。ろう付け作業中も冷媒ガス漏れ検知器を携行し、周囲に冷媒漏れがないことを確認しながら作業してください。また、冷媒漏れを検知した場合は、ただちに溶接機の火を消して十分な換気を行ってください。・ 万一、作業中に冷媒漏れが確認された場合は、安全のため、適切な換気が行われて作業環境が改善されるまでは火気を使用しないでください。・ 工事や修理が終了した後、冷媒ガスが漏れていないことを確認してください。・ 配管接続はろう付けを基本とし、製品との配管接続がフレアの場合は、製品に付属のフレアナットを使用してください。・ 配管工事完了後には、据付点検要領書の内容に従って、気密試験を実施し冷媒漏えい無き事を確認してください。気密試験では窒素ガスをご使用ください。・ ろう付け作業のための配管内ガス置換には、冷媒ガスを用いないでください。・ 冷媒回収する際には、冷媒ホースの接続を確実にし、継手からの冷媒漏えいを防止してください。また、回収運転終了後に残圧が再び上昇しないかをチェックし、上昇する場合には、再度回収運転を実施してください。・ 作業は、施工技術・施工品質・保安の確保に習熟した技量のある作業者が行い、機器設置場所ごとに、次の①〜②の項目が必要となる旨を教育してください。 ①裸火・燃焼機器に関する教育(ⅰ)喫煙時のリスク教育および注意喚起(ⅱ)ボイラーなどの燃焼機器使用時のリスク教育および注意喚起。特に、狭小空間(半地下および機械室)への設置に関するリスク教育(ⅲ)バーナー使用時に冷媒が噴出した場合、即座にバーナーを消すように教育する。(バーナーを冷媒噴出部から避けた後に消すことがないように教育) ② 消火剤を携行する。狭小空間(半地下および機械室)で作業する場合は、作業場所に冷媒漏えい検知器を携行することを義務付け、冷媒濃度が高い場合は、冷媒濃度が低くなるまで作業しないように教育する。また、即座に消火をするため水の入ったバケツおよび水に浸したウエスなどを携行する。機器の管理者は、下記の状態を維持されていることを確認してください。・ 冷媒量・漏えい高さ・設置面積が初期の状態から変更が無いことを確認してください。 変更が発生した場合には、設置空間の安全確認を再度実施してください。・ 冷媒が漏えいした場合、冷媒が高濃度で滞留し可燃空間が発生するおそれがあるため、室外ユニットは通気性のよい場所に設置してください。また、室外ユニットから漏えいした冷媒が開放空間に至るまで0.6m以上の通路を確保して、漏えい冷媒の滞留を抑制してください。 冷媒が滞留しやすい場所で作業する場合には、携帯形漏えい検知器を携行し作動させ、ドアおよび窓を開ける、またはドアおよび窓が無い場合には機械換気装置を運転するなど、冷媒の滞留が起きないようにしてください。設置状況によって、通常の屋外設置時以外の狭小地設置時及び半地下設置時及び機械室設置時で漏えい冷媒の滞留を考慮する必要があるため、下記遵守してください。・ エアコンの撤去時には配管の取り外し前に冷媒回収又はポンプダウンを確実に実施し、室内ユニット及び接続配管の冷媒回路内に冷媒残存なきようにしてください。 また、エアコンの撤去時には火気厳禁を原則とし、火気使用の際には冷媒回路内に冷媒残存なきことを確認してください。・ 室外ユニットの撤去時には、冷媒配管の取り外し前に冷媒回収を確実に実施し、冷媒回路内に冷媒残存なきようにしてください。・ 室外ユニットの廃棄時には火気厳禁を原則とし、火気使用の際には、冷媒回路内に冷媒残存無きこと確認してください。指定された冷媒以外の物質を混入させないでください。事故や故障の原因となります。冷媒の種類は、機器に付属の取扱説明書、および機器本体の銘板に記載されています。据付工事・サービス・維持・管理時のご注意◎重点ポイント ①冷媒が漏れた場合は換気する。 ②火元になるものは遠ざける。 ③指定以外の冷媒を使用しない。●作業中の注意事項前ページより気密試験真空乾燥(真空度厳守)冷媒追加封入化粧パネル取付け試運転チェック引渡し取扱説明●維持メンテナンスの注意事項●撤去時及び廃棄時の注意事項●冷媒に関する注意事項◯[−755mmHg以下(5Torr以下)が基本]気密試験圧力4.15MPa×24時間2.R32では基本的には液で封入するがガスでも封入可◉3.マニホールドバルブ・チャージホースはR32専用のものを使用◯4.追加冷媒量を室外ユニット銘板に記入◉5.ガス漏れチェックはR32専用のものを使用(燃焼式は使用不可)◉ 印:新規(規準変更) ◯ 印:従来と同様に徹底・厳守[−755mmHg以下(5Torr以下)が基本]気密試験圧力4.15MPa×24時間1.真空引き時間は1〜2時間(水分除去)2.逆流防止真空ポンプアダプターを使用1.使用冷媒(ボンベ)の確認2.冷媒封入は必ず液で封入3.マニホールドバルブ・チャージホースはR410A専用のものを使用4.追加冷媒量を室外ユニット銘板に記入5.ガス漏れチェックはR410A専用のものを使用284

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