スクリュー冷凍機・低温用チラーユニット
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2安全弁・溶栓の放出管の接続についてコンデンシングユニット二段圧縮シリーズコンデンシングユニットコンデンシングユニット二段圧縮シリーズ単段圧縮シリーズコンデンシングユニット単段圧縮シリーズブラインクーラーユニットブラインクーラーユニット二段圧縮シリーズ単段圧縮シリーズチラーユニットチラーユニット据付上のご注意防雪フード・保護網低温用低温用据付上のご注意防雪フードR448AR404AR448AR404AR404AR404AR410AR407C398R410A2090303ドレン水の排水について警報システムの設置について冷凍機の運転音について冷媒回収について〈本体貼り付け銘版例〉冷凍設備には電気機能品ならびに配線、また工事用配線と多くのトラブルの要素を含んでいます。万一漏電ブレーカーや保護回路が作動した場合に警報システムや、温度管理システムが十分でないと長時間にわたり、冷凍機の運転が停止したままになり、実損の拡大につながります。適切な処置ができるように、警報装置の設置や、温度管理システムの確立を計画時点でご検討くださるようお願いいたします。冷凍機の入れ替えを行う場合には、運転音(dB)をご確認いただくと同時に、既設冷凍機との周波数特性の違いについても事前検討ください。また、設置条件や周囲の環境条件などを考慮し、必要があれば防音処置を実施してください。●冷凍機(冷凍サイクル)を廃棄する場合は、フロン排出抑制法に基づくフロン回収・運搬・破壊費用が必要です。地球温暖化係数※1、2冷媒R410A2090R407C1770 ●ブレージングプレート式熱交換器は、分解洗浄が不可能な構造となっていますので次の方法で洗浄してください。④ 洗浄循環後、プレート式熱交換器内の洗浄剤を排出し、1〜2%の水酸化ナトリウム(NaOH)または重炭酸ソーダ(NaHCO3)水溶液をプレート式熱交換器に満たした後、15〜20分間循環して中和してください。⑤ 中和作業後には、クリーンな水でプレート式熱交換器内を注意深くリンスしておいてください。⑥ 市販洗浄剤をご使用の場合には、ステンレス鋼と銅に対して腐食性のない洗浄液であることを、事前に確認してください。⑦ 洗浄方法の詳細については、洗浄剤メーカーに問い合わせてください。 ●洗浄後、正常に運転できることを確認してください。チラーユニットは全数工場出荷前に通水して試験を行っているため、製品内の水配管やブライン側熱交換器、水冷式凝縮器に少量の水が残っている場合があります。現地設置後に水配管接続部の閉止キャップを外す際に水が出る場合がありますのでご注意ください。チラーユニットには高圧ガス保安法に基づき「許容圧力以下にもどすことができる安全装置」である安全弁や溶栓が付いている機種があります。これらの安全装置は火災発生時など冷媒の圧力が機器の許容値を超える場合に冷媒を機外に放出するためのものです。冷媒が滞留する可能性がある設置場所では酸素欠乏が発生しないよう、都道府県の指示に基づきチラーユニットから屋外の安全な場所まで放出管を施工してください。チラーユニットの運転中には結露水が発生します。そのためコンクリート基礎には防水処理を施し、周囲に排水溝を設けてください。「ドレン接続口」や「ドレン排水口」を設けてある機種はそこから集中的に排水されますので、排水管の接続やドレン受けの設置により排水処理が可能です。なお複数のドレン接続ロ・ドレン排水口がある機種では特に記載がない限り、いずれかではなく全ての接続口・排水口から処理してください。当カタログに記載の「低温用チラーユニット」は,フロン排出抑制法第一種特定製品です。1.フロン類をみだりに大気中に放出することは禁じられています。2.この製品を廃棄・整備する場合には,フロン類の回収が必要です。3.冷媒が未回収の機器を引渡してはいけません。※1.地球温暖化に与える影響を数値化したものを示します。数値が大きいほど温暖化への影響が大きいことを示します。※2.出展「IPCC第4次評価報告書」地球温暖化係数(GWP)100年値。低温用チラーユニットはブライン設備に組み込んで使用する機器です。チラーユニット内では圧縮機が冷媒ガス(フ① ブラインの入口配管に薬品洗浄用の配管接続口があることを確認してください。対スケール用の洗浄剤としては、蟻酸・クエン酸・ロン)を加圧し高圧の状態とするため、法律上ではチラーユニットの使用者は「高圧ガスの製造者」となり「高圧ガスシュウ酸・酢酸・燐酸などを5%程度に希釈したものを使用することができます。塩酸・硫酸・硝酸などは腐食性が強いため絶対に保安法」が適用されます。本カタログに記載の製品は法定冷凍トンが50トン未満のため取り扱いにおいては有資格使用しないでください。者は不要ですが、自主保安活動のためにチラーユニット運転の担当者(作業責任者)を決めて管理して戴くことが望ま② 入口接続口の前と出口接続口の後にバルブがあることを確認してください。しいとされます。また、「フロン排出抑制法」上では有資格者による冷媒管理が義務付けられる機種もあります。危害③ 洗浄剤循環用配管をプレート式熱交換器出入口配管に接続し、50〜60℃の洗浄剤を一旦プレート式熱交換器に満たして、防止のため担当者以外の人が手を触れないように表示をするか、保護柵を設けるようにしてください。その後ポンプで洗浄剤を2〜5時間程度循環させてください。循環時間は、洗浄剤の温度や、スケールの付着状況によって異なりますので、洗浄剤の汚れ(色)の変化などによって、スケールの除去程度を判断してください。本カタログに掲載のチラーユニットは一部の機種を除き、圧縮機や送風機にインバーターを使用しています。インバーターは高調波発生機器であるため、インバーターをご使用になるユーザー(需要家)は、ガイドラインに定める等価容量計算や高調波流出電流の計算に従った判定により、流出する高調波電流が上限値以下になるよう、必要な対策を行わなければなりません。特にインバーターを使用しない機種から更新する場合などには、このような配慮がなされているかご確認ください。水質管理その他配管工事1製品内部の残水について

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