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停電自動復帰の機器もございますが、停電が発生した場合は、復電時に以下の不具合が発生する恐れがありますので、一旦機器の元ブレーカをお切りください。復電を確認してから、少し時間を置き、順にブレーカをいれて運転再開されることをお勧めします。

止まってしまった機器等の点検中に、不用意に運転開始してしまう恐れがあります。
復電時に電源電圧が正常値まで一気に復帰しなかった場合、電源電圧異常で異常停止してしまう恐れがあります。
復電時に複数の機器を一度に起動させると、電源容量不足等が発生し、異常停止してしまう恐れがあります。

パッケージエアコン

停電前

停電の15分前にリモコン等のスイッチにて空調機を停止させてください。

停電復帰後

停電が復帰したことを確認のうえ、空調機器を運転する場合、通常どおりリモコン等スイッチにて空調機器を運転してください。
なお、運転準備のために、空調機器が運転を開始するまで時間がかかる場合がありますが異常ではありません。

チラーユニット

停電前

停電の事前に、除霜(デフロスト)でないことを確認の上、本体パネルまたは遠隔操作にて「停止」操作をして下さい。
除霜動作の確認は停電30分ほど前に行い、除霜中であれば除霜終了後、また、通常運転中であれば除霜運転が始る前に停止されることをお勧めします。

停電復帰後

停電が復旧したことを確認したら、通常どおり本体パネルまたは遠隔操作にて「運転」操作をしてください。

冷凍機

停電前

冷凍機器は、使用用途により運転停止方法が異なります。
お買い上げのお店に停止方法をご確認のうえ、停電前に停止させてください。
なお、クーリングシステムをご使用の場合は、リモコンスイッチで運転停止できますので、リモコンスイッチで停止させてください。

停電復帰後

停電が復旧したら、通常通りご使用ください。

環境試験装置

停電前

環境試験装置は、停電から復電した際の装置動作を選択する機能を標準装備(旧型製品を除く)*1しています。
ご利用方法に合わせて装置動作の選択を設定してください。

【停電後の動作選択機能】

装置設定機能の運転制御設定機能にて設定します。

「停電動作」選択
【停止】...復電後、装置は停止状態を維持します。
【継続】....復電後、装置は停電前の運転状態を継続します。

「停電動作」選択にあたっては、下記【注意事項】をご理解いただき、取扱説明書をご参照の上、設定願います。

【注意事項】

原則として停電動作は「停止」設定にしてください。「継続」設定は、緊急的、突発的な停電に備えるために設けております。装置への供給電源の投入・遮断で運転・停止を行うためのものではございません。
あらかじめ停電が決まっている場合には、事前に装置を停止してください。供給電源の遮断による装置停止を頻繁に行いますと、装置寿命に悪影響を与える場合があります。
顧客様のご都合で「継続」を選択する場合は、装置用の電源および冷却水源、エアー等が環境試験装置と同様に復電後の自動復帰運転機能を有するかを確認してください。また、複数の装置が同時に起動する場合には、一次側電源の容量不足となる場合がありますので注意してください。
停電中に試験装置の扉を開ける場合は、火傷・凍傷に注意してください。
*1
旧型製品...恒温恒湿槽、ヒートショック試験装置、恒温恒湿室の2型シリーズ以前の製品
(3型シリーズ以降の製品が標準装備の対象製品となります。)
なお旧型製品の場合も、計画停電時は、停電の前にあらかじめ装置を停止してください。