当社は従来から、清浄度の高い再生医療施設向けのソリューションを提供しており、ここで培われたクリーン化、および室圧制御技術を用い、「陰圧クリーンブース」を開発いたしました。
この「陰圧クリーンブース」を、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組む社会全体で広くご活用いただきたいと考え、当該技術に関する知的財産については、社会貢献の観点からも無償でお使いいただくことを検討しております。
陰圧クリーンブースは、病院内はもちろん、臨時の医療施設として利用することが考えられるイベント会場など大規模施設への診療用隔離装置として、設置の簡便性が求められています。部分ごとにモジュール化し、組み立てしやすくしています。組み立て所要時間は約4時間、また、解体後の再組み立ても可能です。
ブース内を陰圧にするだけでなく、医療関係者への配慮として天井面からHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターを介した空気を導入しています。
ブース内の圧力を-5Pa~-15Paに維持しながら※1、ブース外へ排気します。ブース内の空気の排気については、HEPAフィルターを二重で装着し、厳密にろ過を実施しています。
海外での電源に対応しています。広く世界での使用が可能となっています。
省スペースで設置可能な小型の「陰圧クリーンブース」をラインアップに追加しました。
小型の陰圧クリーンブース イメージ図
2m×2.5m※1の小型サイズのため、スペースが限られる場合でも設置が可能です。新型コロナウイルスの軽症患者などの隔離用途のほか、発熱外来、PCR検査などの空間隔離用として、病室や各種検査室への設置に適しています。
陰圧クリーンブースは、医療機関などの室内空間隔離用として、設置の簡便性が求められています。部分ごとにモジュール化して組み立てやすくしており、組み立て所要時間は約3~5時間、また、解体後の再組み立ても可能です。
陰圧クリーンブース内の圧力を-5Pa~-15Paに維持しながら※1、ブース外へ排気します。
HEPAフィルター※2を介してブース内の空気をブース外に排出するため、ウイルスや汚染物質がブース外へ拡散される のを抑えます。
陰圧だけではなく、陽圧への仕様変更も可能です。抵抗力の弱い患者や、新型コロナウイルスに罹患すると重症化リスクの高い患者などを周囲の汚染から隔離することが可能です。
「陰圧クリーンブース」については、ローツェライフサイエンス株式会社、およびSHANGHAI RORZE REMED BIOTECHNOLOGY co., Ltd.と、共同で開発いたしました。販売に関しても両社と連携して進めてまいります。
「陰圧クリーンブース」については、株式会社日立産機システム製の関連商品がございます。
(関連商品:FFU・パスボックス・バイオハザード対策キャビネット・簡易陰圧装置「排気HEPAフィルターユニット」など)
病院内に陰圧エリアを設けることで、コロナウイルス感染患者と隔離します。
病院駐車場にプレハブを設置し、プレハブ内に陰圧ブースを設置しています。さらに、ブース中央に間仕切りカーテンを設置することで、医療従事者と発熱外来患者のエリアを区分けします。
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
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