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省エネ性*1と制御機能を高めた
空冷式冷専スクリューチラーユニット

*1
全機種で19%以上低減。

年間消費電力量を大幅に低減。

50馬力相当の場合

従来機*2比約19/22%(50/60Hz)低減*3

*2
当社15年前製品連続制御タイプ(RCUP1500AZ4)と新型機連続制御タイプ(RCF1500AZ1)との比較。
*3
産業冷却の場合。
1180~1800型
RCF AZ(P)1
*
吸込網取付けは改造対応となります。
*
写真は標準タイプの4台連続設置時イメージ
*
本機は屋外設置タイプです。

■ラインアップ表

相当馬力(型名)
40(1180) 50(1500) 60(1800)
空冷式冷専 連続制御タイプ
*
空冷式冷専:冷水専用
*
ポンプレス仕様:冷温水循環ポンプは現地準備品。ポンプに対してON・OFF信号出力のみ行う。
*
ポンプ搭載仕様:冷温水循環ポンプおよびポンプ制御用インバーターを製品に搭載(内蔵)。ポンプに対してインバーター制御を行う。
*
変流量システムとしてお使いいただく場合は、オプションの送水温度センサー・還水温度センサーが必要です。

■コントローラー・リモコン適応表

○:使用可能  -:使用不可

コントローラー リモコン
CSC-A8GT CSC-A8GT1 CSC-A1S CSC-5S CSC-A8MC RSW-A
- *5 - - *6
*5
2018年4月生産分から使用可能となりました。
*6
モジュール制御機能使用時には使用できません。

製品特長

信頼と実績の「連続制御タイプ」

インバーターを使用せずに負荷に応じて運転容量を無段階制御、油圧式のスライド弁制御によって安定した出口水温を供給します。

■スクリュー圧縮機の特長

突発的な故障リスクを低減し、設備の安定稼働を確保するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
スクリュー圧縮機は、オーバーホール(分解整備)ができ、計画的な予防保全が図れます。
圧縮機のオーバーホール(分解整備)周期を従来機(コンパクトタイプ AZ5※1)の24,000時間から40,000時間へ延長。メンテナンスコストも軽減します。

オーバーホール周期:運転時間40,000時間
冷凍機油交換・各種点検周期:2年※2
  • ※1 AZ5:2016年3月まで発売の製品
  • ※2 冷凍機油交換できない場合は、オーバーホールを5年ごとに計画してください。
「連続制御」仕様は、無段階制御のため、精度の高い出口水温制御が可能です。また、インバーターを使わない「連続制御」は、運転容量を機械的に変化させるので、圧縮機からの高調波の発生がありません。

■精度の高い、出口水温制御が可能

圧縮機の運転容量を負荷に応じて無段階で制御し、安定した出口水温を負荷に供給します。所定の温度より低い水温で運転する必要がなく、効率の高い運転ができます。入口水温が短時間に大きく変動する場合は、保有水量を多く確保する必要があります。

異容量組合わせなどにより、最大480馬力相当まできめ細かく対応可能

40・50・60馬力相当機3機種の組合わせにより、40~480馬力相当までの10馬力相当単位のきめ細かいシステム容量に対応可能。(70馬力相当除く)

■組合わせ容量(例)*1

(台数)

相当馬力 40 50 60 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 170 180 ・・・ 470 480
40 1 2 1 2 1 ・・・
50 1 1 2 1 1 2 3 2 1 ・・・ 1
60 1 1 2 1 2 3 ・・・ 7 8
*1
40馬力相当機と60馬力相当機のシステム組合わせはできません。上記以外の組合わせについては弊社営業窓口までお問い合わせください。

■設置スペースの制約などお客さまの用途に合わせてお選びいただけます。

省エネ性の向上

部分負荷特性に優れ、年間消費電力量を大幅に低減しました。

●年間消費電力量低減

50Hz地区/産業冷却の場合

【試算条件】

運転月:1~12月
運転時間:8~19時
運転日数:240日/年
外気:(東京)気象庁データ
基準負荷:
40馬力相当機 85kW一定(定格106kW×0.8)
50馬力相当機 106kW一定(定格132kW×0.8)
60馬力相当機 128kW一定(定格160kW×0.8)

●年間消費電力量低減

60Hz地区/産業冷却の場合

【試算条件】

運転月:1~12月
運転時間:8~19時
運転日数:240日/年
外気:(大阪)気象庁データ
基準負荷:
40馬力相当機 95kW一定(定格118kW×0.8)
50馬力相当機 120kW一定(定格150kW×0.8)
60馬力相当機 144kW一定(定格180kW×0.8)

モジュール制御機能

■複数台設置時のモジュール制御が可能

台数制御機能を標準装備。台数制御専用コントローラーは不要です。(遠隔からの運転指令の入力は必要です)圧縮機運転容量制御とチラーユニット運転台数制御の併用により、送水温度の安定とポンプ 搬送動力を低減(チラーユニットとポンプが1対1の場合)します。

■モジュール伝送により、最大8モジュール接続可能

  • ※ H-LINKとは日立独自の伝送方式で、複数のチラーユニットを接続可能です。

主なモジュール制御機能

●ローテーション機能

各モジュールの運転時間を監視し、運転時間に応じてローテーションを実施します。

●異常停止時の動作

警報停止したモジュールは自動的に台数制御対象から除外し、運転を継続 します。また、停止中のモジュールがある場合には、必要に応じてバック アップ機を起動します。

さまざまな現地システムに対応できるモジュール制御機能を標準装備。ポンプ付き・不付き、そして、定速ポンプ/インバーターポンプもシステムに応じて選択可能です。

■定流量システム対応

■定流量システム対応

ニ次側ポンプの搬送動力低減を目的に、負荷に応じニ次側流量を変化させるニ次側変流量システムにも対応可能な台数制御機能です。

二次側変流量システムの特長とその対応

製品デザインを一新、機能性・省メンテナンス性に配慮

連続設置時に空気の流れる空間を確保できる新構造に製品デザイン を一新。効率が良く機能的な構造を外観に活かし、機能性・省メンテナンス性に配慮しています。

熱交換器を露出させ熱交換効率を向上。
台形のベース形状で安定感を創出。

省スペース化

操作盤に見やすく、分かりやすい液晶タッチパネルを採用

■液晶タッチパネルで簡単操差作

■故障時の詳細データ保持によりサービス性向上

故障履歴の内、最新の3件については、詳細データを保持するので、 原因の早期究明の一助としてご使用いただくことが可能です。(最大10件の故障履歴を保持)

冷水循環ポンプ(インバーターポンプ)搭載により現地工事の省作業化

■現地施工を簡略化

ポンプを機器本体に搭載することで、現地のポンプ接続工事や配線工事を省略することが可能。
標準ポンプ以外のポンプ容量も対応可能なので現地条件に合わせた選択が可能(改造対応)。
*
ご注意:システム構成により送水温度・還水温度センサー(オプション)が必要となります。

◎:標準 ○:改造対応

相当馬力 ポンプ電動機出力(kW)
1.5 2.2 3.7 5.5
40
50
60

現地施工性に配慮

■電源配線分岐盤、漏電遮断器(内蔵)をオプション化

一体型からモジュールタイプへの更新時などに発生する電源工事の負担を軽減します。

[ご注意]

*
電源分岐盤には配線(幹線・分岐線)は付属していません。現地にて準備ください。
*
最大分岐数は4モジュールです。5モジュール以上の場合は電源分岐盤を2セット使用してください。
*
各配線太さは技術資料に従ってください。幹線太さが325mm2を超える場合には幹線を6本にしてください。
この場合、主電源用端子台が2個必要です。

冷水出口温度範囲拡大

■水温制御範囲を大幅拡大。冷水4℃から30℃まで対応可能

デマンド機能の強化

グループコントローラーCSC-A8GT(詳細はこちら)のスケジュール機能を使えば、グループごとに「電流デマンド」や「最大運転台数」を設定できます。セルフデマンド機能として節電対策にもご活用いただくことが可能です。

主なモジュール制御機能

外部信号入力により、圧縮機運転を制限することができます。

①強制サーモOFF

外部信号入力中、圧縮機を強制的に停止させます。

②最大電流制限機能

外部信号入力中、運転電流を電流制限制御設定値以下になるよう運転容量を制限します。
制限値は現地で設定変更可能です。

また、強制容量制御機能として以下の機能が使用できます。

③強制ロードアップ

外部信号入力中、強制的にロードアップ出力を行います。

④容量制御強制ホールド

外部信号入力中、強制的に容量制御を無効とします。

散水仕様(特注対応)

夏場の冷却運転時の電力低減用に散水ノズル付きを特注対応します。

■性能値

50/60Hz

散水仕様 連続制御タイプ
RCF1180AZ(P)1 RCF1500AZ(P)1 RCF1800AZ(P)1
冷却能力 kW 116/133 145/169 176/203
消費電力 kW 25.3/29.7 32.9/39.8 42.2/51.2
散水量 L/分 12/14 16/18 20/22

〈条件〉

  • ・空気側熱交換器入口空気乾球温度:35℃・湿球温度:24℃・冷水入口温度:12℃・冷水出口温度:7℃
  • ・散布する水の温度:25℃・給水圧:0.3~0.5MPa

散水仕様導入時のご注意

ノズルから噴射された水が蒸発し、空気および熱交換器から蒸発潜熱を奪うことで冷却効果を発揮します。水が蒸発しにくい環境(相対湿度が高い場合など)や、散水量が少ない場合には、COP向上効果が小さくなります。
外気温度の上昇や断水などの事態を想定し、電源容量は非散水仕様と同等の容量を準備してください。
散水によって空気中に漂う物質も熱交換器に吸引されます。散布する水の水質管理だけでは腐食を防止することはできません。また、腐食の進行を防止するにはメンテナンスが欠かせません。腐食に関して、あらかじめお客さまによくご理解いただく必要があります。
散水条件でのお立会い試験およびテストレポートは対応できません。

現地施工性に配慮

■散水仕様
■公共建築工事標準仕様
■特殊電圧(400V級)仕様
■漏電遮断器内蔵仕様
■電源配線分岐盤
■空気側熱交換器吸込網取付け

その他

■モジュール化により高圧ガス関係の法的手続きを簡略化

■ビル管理システムのオープンネットワーク(BACnet®) に接続可能(受注対応)

詳細は弊社営業窓口までお問い合わせください。

  • ※ BACnetは、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。

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