ページの本文へ

環境影響度に配慮し、新冷媒R1234yfを
採用。環境負荷の大幅な低減を図りました。

1250~3750型
RCY AZ(P)
  • ※ 吸込網取付けは改造対応となります。
  • ※ 本機は屋外設置タイプです。

■ラインアップ表

冷媒 製品仕様 型名(冷却能力 kW)※2
1250型(125) 1500型(150) 1800型(180) 2500型(250) 3000型(300) 3750型(375)
R1234yf※1 空冷式冷専
連続制御タイプ
ポンプレス仕様
ポンプ搭載仕様
  • 注(1) 空冷式冷専:冷水専用
  • 注(2) ポンプレス仕様:冷温水循環ポンプは現地準備品。ポンプに対してON・OFF信号出力のみ行う。
  • 注(3) ポンプ搭載仕様:冷温水循環ポンプおよびポンプ制御用インバーターを製品に搭載(内蔵)。
    ポンプに対してインバーター制御を行う。
  • 注(4) 変流量システムとしてお使いいただく場合は、オプションの送水温度センサー・還水温度センサーが必要です。
  • ※1. R1234yf専用機になります。
  • ※2. 標準仕様表に記載の冷却能力(60Hz)です。

■コントローラー・リモコン適応表

○:使用可能  -:使用不可

コントローラー リモコン
CSC-A8GT CSC-A8GT1 CSC-A1S CSC-5S CSC-A8MC RSW-A
- - - ※3
  • ※3. モジュール制御機能使用時には使用できません。

製品特長

低GWP冷媒【HFO】R1234yfの採用

R1234yfは地球温暖化係数※1を従来の冷媒R134aに比べて99%以上低減した冷媒です。
環境負荷の大幅な低減を図りました。

  • ※1. 地球温暖化に与える影響を数値化したものを示します。 数値が大きいほど温暖化への影響が大きいことを示します。
  • ※2. 出典:JRA GL-08_2024「冷凍空調機器の冷媒回収に係る回収口形状と表示ガイドライン」地球温暖化係数。

フロン排出抑制法の対応が不要

"R1234yf"を採用した機器は、フロン排出抑制法の対象外です。
このため点検整備記録簿の保存や漏えい量報告などの法的対応は不要です。

大容量・モジュールタイプで既設一体型スクリューチラーからの入れ替えが容易

■既設の従来型と同様な据付作業性

80・100・120馬力相当も一体型ユニットなので、80・100・120馬力相当の既設従来型(一体型)からのリニューアル時には、水配管接続工事や配線工事が既設機と同様な要領で行えます(水配管接続2サイクル、配線接続1系統)。マトリクスシグマと比べて現地工事の省作業化が可能です。

複数台運転時の部分負荷特性を改善

圧縮機運転容量を把握して、効率が低下する低負荷運転を回避します。

  • (注)圧縮機運転容量の下限値を従来機と同じに設定することで、「従来機の特性」と同様の運転も可能です。

完全停止のリスク低減が可能

警報停止したモジュールを台数制御から切離し、残った他の正常なモジュールで運転を継続します。1号機(親機)が警報停止した場合も同様に、1号機自身を除外して運転を継続します。

また、親機(1号機)との伝送が不通になった場合の子機の動作は下記となります。
・不通時の状態を継続します(ただし、「切離し」になります)。
・伝送回復で自動復帰(復帰後は一旦停止)します。

精度の高い、出口水温制御が可能

連続制御は油圧式のスライド弁制御で圧縮機の運転容量を負荷に応じて無段階で制御し、安定した出口水温を負荷に供給します。
所定の温度より低い水温で運転する必要がなく、効率の高い運転ができます。入口水温が短時間に大きく変動する場合は、保有水量を多く確保する必要があります。

連続制御仕様スクリュー圧縮機は高調波対策不要

インバーターを使用しない連続制御仕様のスクリュー圧縮機を搭載しているので、圧縮機からの高調波の発生がありません。高調波対策 の軽減ができ、イニシャルコストの低減が可能です。

計画的なオーバーホールで圧縮機の突発故障を予防保全

● スクリュー圧縮機は、オーバーホール(分解整備)ができ、計画的な予防保全が図れます。突発的な故障リスクを低減し、設備の安定稼働を確保するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

● 圧縮機のオーバーホール(分解整備)40,000時間でメンテナンスコストも軽減します。
オーバーホール周期:運転時間40,000時間
冷凍機油交換・各種点検周期:2年

  • ※ 冷凍機油交換できない場合は、オーバーホールを5年ごとに計画してください。

exiida遠隔監視・稼働音診断で軸受部の摩耗の検知をサポート。
「時間基準保全」から「状態基準保全」に移行可能です。

  • (注1)「exiida遠隔監視・稼働音診断」の利用に際しては、事前契約(有償)が必要となります。

導入によるメリット(イメージ)

■時間基準保全

例えば、20年以上使用する機器を稼働時間を基準にオーバーホールすると

稼働時間または経過年数によりオーバーホールを実施した場合、20年で4回実施。

  • *オーバーホールを5年で実施した場合

■時間基準保全

稼働音診断の導入によりオーバーホール回数の削減も可能に

稼働音診断によりオーバーホール回数が削減されると ライフサイクルコストの低減につながります。

  • (注2)「exiida遠隔監視・稼働音診断」の運用に際しては、部品供給年限に到達する前に整備に関する打合せ(部品先行購入など)が必要となります。上記メリットは機器容量や稼働条件により異なります。
    オーバーホール時期の延長を保証するものではありません。また、個体差や稼働状況によりオーバーホール推奨時間以前に異音を検知する場合もあります。

圧縮機の稼働音解析による軸受け摩耗検知

スクリュー圧縮機の軸受部が摩耗してくると、稼働音に1,500Hz以上の高周波領域の音圧レベル増加が見られるようになります。正常品との差または初期値との差により、摩耗の有無を捉えることができます。

モジュール制御機能

■複数台設置時のモジュール制御が可能

台数制御機能を標準装備。台数制御専用コントローラーは不要(遠隔からの運転指令の入力は必要です)です。圧縮機運転容量制御とチラーユニット運転台数制御の併用により、送水温度の安定とポンプ搬送動力を低減(チラーユニットとポンプが1対1の場合)します。

■モジュール伝送により、最大8モジュール(最大960馬力)まで接続可能※。大規模熱源への導入(入替)も対応可

  • ※ 各サイクル間の圧縮機運転容量は同容量になります。

主なモジュール制御機能

●ローテーション機能

各モジュールの運転時間を監視し、運転時間に応じてローテーションを実施します。

●異常停止時の動作

警報停止したモジュールは自動的に台数制御対象から除外し、運転を継続します。また、停止中のモジュールがある場合には、必要に応じてバックアップ機を起動します。

異容量組合わせなどにより、最大960馬力相当まできめ細かく対応可能

40〜120馬力相当機6機種の組合わせにより、40〜960馬力相当までのシステム容量に対応可能。

■組合わせ容量(例)

(台数)

相当馬力 40 50 60 80 90 100 110 120 140 160 200 240 ・・・ 960
40 1 1 1 ・・・
50 1 1 1 2 ・・・
60 1 1 ・・・
80 1 2 ・・・
100 1 2 ・・・
120 1 2 ・・・ 8
  • ※ 40馬力と50馬力、50馬力と60馬力の組み合わせが可能です。その他については同一容量の組み合わせでご使用ください。

■設置スペースの制約などお客さまの用途に合わせてお選びいただけます。

冷水循環ポンプ(インバーターポンプ)搭載 により現地工事の省作業化

■複数台設置時のモジュール制御が可能

ポンプを機器本体に搭載することで、現地のポンプ接続工事や配線工事を省略することが可能。
標準ポンプ以外のポンプ容量も対応可能なので現地条件に合わせた選択が可能(改造対応)。

ご注意システム構成により送水温度・還水温度センサー(オプション)が必要となります。

◎:標準 ○:改造対応

相当馬力 ポンプ電動機出力(kW)
1.5 2.2 3.7 5.5
40
50
60
80
100
120

デマンド機能の強化

グループコントローラーCSC-A8GTのスケジュール機能を使えば、グループごとに「電流デマンド」や「最大運転台数」を設定できます。セルフデマンド機能として節電対策にもご活用いただくことが可能です。

製品本体に標準で搭載されている機能

外部信号入力により、圧縮機運転を制限することができます。

①強制サーモOFF

外部信号入力中、圧縮機を強制的に停止させます。

②最大電流制限機能

外部信号入力中、運転電流を電流制限制御設定値以下になるよう運転容量を制限します。制限値は現地で設定変更可能です。

また、強制容量制御機能として以下の機能が使用できます。

③強制ロードアップ

外部信号入力中、強制的にロードアップ出力を行います。

④容量制御強制ホールド

外部信号入力中、強制的に容量制御を無効とします。

モジュール制御機能

さまざまな現地システムに対応できるモジュール制御機能を標準装備。ポンプ搭載・ポンプレスをシステムに応じて選択可能です。

■定流量システム対応

■二次側変流量システム対応

ニ次側ポンプの搬送動力低減を目的に、負荷に応じニ次側流量を変化させるニ次側変流量システムにも対応可能な台数制御機能です。

二次側変流量システムの特徴とその対応

見やすく、分かりやすい液晶タッチパネル

見やすく、操作しやすい。故障時の詳細データ保持によりサービス性向上。

■操作パネル

■操作説明

■液晶画面表示例 (マトリクスアドバンスの場合)

イメージ図

状態表示画面

ユニット状態・ポンプ状態・ファン状態を一目で確認できます。
警報・警告の内容もこの画面で確認可能です。

設定画面(水温設定)

各種設定データはタッチ操作。

点検画面

運転状態・各種センサーデータなどの情報を表示。
点検が容易です。

履歴画面(警報履歴)

最大10件の警報履歴を保持。
最新3件については、発生時の運転データも確認可能です。

散水仕様(特注対応)

夏場の冷却運転時の電力低減用に散水ノズル付きを特注対応します。

■性能値(予想性能値)

〈条件〉

  • • 空気側熱交換器入口空気乾球温度:35℃、湿球温度:24℃、冷水入口温度:12℃、冷水出口温度:7℃
  • • 散布する水の温度:25℃、給水圧:0.3〜0.5MPa

散水仕様導入時のご注意

上記の性能値は、簡易冷凍サイクルモデル(実機)での測定結果に基づく容量換算値(計算値)です。
ノズルから噴射された水が蒸発し、空気および熱交換器から蒸発潜熱を奪うことで冷却効果を発揮します。水が蒸発しにくい環境(相対湿度が高い場合など)や、散水量が少ない場合には、COP向上効果が小さくなります。
湿度の上昇や断水などの事態を想定し、電源容量は非散水仕様と同等の容量を準備してください。
水噴霧によって空気中に漂う物質も熱交換器に吸引されます。噴霧される水の水質管理だけでは腐食を防止することはできません。非散水仕様と比較して、腐食に対しては非常に厳しい使用環境となることをご理解のうえ、腐食の進行を防止するために確実なメンテナンスを実施するようお願いいたします。
散水条件でのお立会い試験は対応できません。(試験成績書の提出も非散水条件となります。)

現地施工性に配慮

■散水仕様
■特殊電圧(400V級)仕様
■空気側熱交換器吸込網取付け
■公共建築工事標準仕様
■漏電遮断器内蔵仕様
■ドレンパン取付け

その他

ビル管理システムのオープンネットワーク(BACnet®)に接続可能(受注対応)

詳細は弊社営業窓口までお問い合わせください。

  • ※ BACnetは、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。

関連資料