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地球環境に配慮し、冷媒R32を採用。
従来機(冷媒R410A機)に対し省エネ性を向上しました。

1180~2000型
RHGP AV (P)
RCGP AV (P)
RHGP AV(P)X
RCGP AV(P)X
*
吸込網取付けは改造対応となります。
*
本機は屋外設置タイプです。

■ラインアップ表

冷媒:R32 *2

製品仕様 型名(冷却能力 kW)*1
1180型(118) 1500型(150) 1800型(180) 2000型(200)








標準設置タイプ ポンプレス仕様
ポンプ搭載仕様
リニューアル設置タイプ ポンプレス仕様
ポンプ搭載仕様




標準設置タイプ ポンプレス仕様
ポンプ搭載仕様
リニューアル設置タイプ ポンプレス仕様
ポンプ搭載仕様
  • 注1.空冷ヒートポンプ式:冷水・温水を切り替え 空冷式冷専:冷水専用。
  • 注2.ポンプレス仕様:冷温水循環ポンプは現地準備品。ポンプに対してON・OFF信号出力のみ行う。
  • 注3.ポンプ搭載仕様:冷温水循環ポンプおよびポンプ制御用インバーターを製品に搭載(内蔵)。
    ポンプに対してインバーター制御を行う。
  • 注4.変流量システムとしてお使いいただく場合は、オプションの送水温度センサー・還水温度センサーが必要です。
*1
標準仕様表に記載の冷却能力です。
*2
R32専用機になります。

■コントローラー・リモコン適応表

○:使用可能  -:使用不可

コントローラー リモコン
CSC-A8GT CSC-A8GT1 CSC-A1S CSC-5S CSC-A8MC RSW-A
(○*3) *4 - -
*3
「CSC-A8MC」と併用しない場合、「0型」もご使用いただけますが、「1型」をご使用ください。
*4
「CSC-A8MC」と併用しない場合でも、2022年10月から「1型」が使用可能となりました。

製品特長

新冷媒 R32 の採用

冷媒には新冷媒R32を採用。 地球温暖化係数※1を従来の冷媒R410Aに比べて約67%低減した冷媒です。さらにR410A機に対し冷媒封入量を約23%低減し、環境負荷の低減を図りました。

  • ※1 地球温暖化に与える影響を数値化したものを示します。 数値が大きいほど温暖化への影響が大きいことを示します。
  • ※2 出典:JRA GL-08_2024「冷凍空調機器の冷媒回収に係る回収口形状と表示ガイドライン」地球温暖化係数。

2つの製品形状で効率のよいレイアウトが可能

多様な設置スペースに合わせて2つの製品形状(標準設置タイプ・リニューアル設置タイプ)からお選びいただけます。ビルの屋上、工場建屋の周囲、既設機との入れ替えなどに効率のよいレイアウトが可能となります。さらに、標準設置タイプポンプ搭載仕様は冷温水ポンプ・冷温水用ストレーナー・逆止弁を製品に内蔵※1することで、機外への取付スペースが不要となり、省スペース化を実現しました。

  • ※1 リニューアル設置タイプは、冷温水用ストレーナー・逆止弁は現地準備品です。内蔵もできません。

■タイプ別の設置イメージ

標準設置タイプ リニューアル設置タイプ
外観
●1180・1500・1800・2000型
設置イメージ
ビル屋上などの限られたスペースへの設置
外観
●1180・1500・1800・2000型
設置イメージ
既設機があったスペースなどへの設置

製品デザインを一新、機能性・省メンテナンス性に配慮

連続設置時に空気の流れる空間を確保できる新構造に製品デザインを一新。効率が良く機能的な構造を外観に活かし、機能性・メンテナンス性に配慮しています。

● 熱交換器を露出させ熱交換効率を向上。
● 台形のベース形状で安定感を創出。

機能性・省メンテナンス性に優れ、省スペース設置・大容量化が可能

当社15年前の製品に比べ、大幅な省スペース化を実現しました。

冷却・加熱COPを向上

新冷媒R32採用に当たり、圧縮機、冷凍サイクル、水側熱交換器の改良により、COPを向上しました。

■マトリクスシグマ COP比較

年間消費電力量削減のリニューアル例

50Hz地区

【試算条件】

運転月:冷房:4~10月(外気18℃以上) 暖房:11月~3月(外気12℃未満)
運転時間:8~19時
運転日数:240日/年
地域:東京
冷房/暖房負荷:JIS B 8616:2015「パッケージエアコンディショナ」より事務所負荷にて試算
基準負荷:
ケース1 冷房:外気35℃時/106kW×2
暖房:外気0℃時/外気35℃冷房負荷×0.55
ケース2 冷房:外気35℃時/132kW×2
暖房:外気0℃時/外気35℃冷房負荷×0.55
ケース3 冷房:外気35℃時/160kW×2
暖房:外気0℃時/外気35℃冷房負荷×0.55
ケース4 冷房:外気35℃時/180kW×2
暖房:外気0℃時/外気35℃冷房負荷×0.55

60Hz地区

【試算条件】

運転月:冷房:4~10月(外気18℃以上) 暖房:11月~3月(外気12℃未満)
運転時間:8~19時
運転日数:240日/年
地域:大阪
冷房/暖房負荷:JIS B 8616:2015「パッケージエアコンディショナ」より事務所負荷にて試算
基準負荷:
ケース1 冷房:外気35℃時/118kW×2
暖房:外気0℃時/外気35℃冷房負荷×0.55
ケース2 冷房:外気35℃時/150kW×2
暖房:外気0℃時/外気35℃冷房負荷×0.55
ケース3 冷房:外気35℃時/180kW×2
暖房:外気0℃時/外気35℃冷房負荷×0.55
ケース4 冷房:外気35℃時/200kW×2
暖房:外気0℃時/外気35℃冷房負荷×0.55

使用温度範囲拡大

■冷水3℃取り出しが可能(標準使用温度範囲)

■温水25℃取り出しが可能(標準使用温度範囲)

完全停止のリスク低減が可能

■1モジュールを独立した複数の冷凍サイクルで構成

万が一、1冷凍サイクルが故障した場合でも、その他の正常な冷凍サイクルでは運転を継続。完全停止するリスクを低減できます。

  • (注)全サイクルに共通する警報の場合は、全サイクル共停止します。

■異常停止時の動作

全サイクルに共通する警報の場合は、全サイクル共停止しますが、警報停止したモジュールを台数制御から切離し、残った他の正常なモジュールで運転を継続します。1号機(親機)が警報停止した場合も同様に、1号機自身を除外して運転を継続します。

また、親機(1号機)との伝送が不通になった場合の子機の動作は下記となります。
●不通時の状態を継続します(ただし、「切離し」になります)。
●伝送回復で自動復帰(復帰後は一旦停止)します。

さまざまな現地システムに対応可能なモジュール制御機能を標準装備

■1グループ最大8モジュール(冷却能力最大1,600kW)までモジュール制御が可能

モジュール制御機能を標準装備。台数制御専用コントローラーは不要です。(遠隔からの運転指令の入力は必要です。)親機本体コントローラーから最大8モジュール(冷却能力最大1,600kW)まで1グループとして制御することができます。(空冷ヒートポンプ式・空冷式冷専の混在も可能です。ただし、異なる運転容量の組合わせや、ポンプレス・ポンプ搭載仕様の混在、およびR410A・R32機の混在はできません。)

主なモジュール制御機能

●台数制御機能

負荷に見合った台数で運転します。現地システム構成によりオプション部品 (送水・還水温度センサー)が必要になる場合があります。

●ローテーション機能

各モジュールの運転時間を監視し、運転時間に応じてローテーションを実施します。

●同時除霜運転防止機能(加熱運転時)

1モジュール内での除霜運転を1冷凍サイクルに制限し、水温低下を抑制します。

●ポンプ運転制御(ポンプ搭載仕様)

ポンプをインバーター制御し、変流量システムに対応。送水温度を安定させ、ポンプ搬送動力を低減(ポンプ搭載仕様の場合)します。また、定流量システムにも対応可能です。

変流量制御で水の搬送動力を低減

さまざまな現地システムに対応できるモジュール制御機能を標準装備。ポンプ搭載・ポンプレスをシステムに応じて選択可能です。

■二次側変流量システム対応

ニ次側ポンプの搬送動力低減を目的に、負荷に応じニ次側流量を変化させるニ次側変流量システムにも対応可能な台数制御機能です

二次側変流量システムの特徴とその対応

  • (注)リニューアル設置タイプの場合、ストレーナー、逆止弁は現地準備品となります。

■定流量システム対応

液晶タッチパネルで簡単設定・簡単点検

※ イメージ図

■液晶タッチパネルで簡単操作

表示・操作部にカラー液晶タッチパネルを採用し、表示画面を見やすく分かりやすいデザインとすることで視認性・操作性を高めました。

■状態表示画面

ユニット状態・ポンプ状態・ファン状態を一目で確認できます。警報・警告の内容もこの画面で確認可能です。

■設定画面(水温設定など)

各種設定は液晶タッチパネルから簡単に操作できます。水温設定は0.1℃単位で設定できます。

■点検画面

本体の運転状態・各種センサーなどの情報を表示。親機は台数制御の設定・状態表示も可能です。

■履歴画面(警報履歴)

最新10件の故障履歴の確認が可能です。さらに、故障履歴のうち、最新の3件については、詳細データの確認が可能です。原因の早期究明の一助としてご使用いただけます。

軽量化

R32冷媒を採用し、圧縮機や配管などのサイクル構成部品を見直したことにより大幅に軽量化しました。
たとえば1800型では当社15年前製品(RHUP1800AZ4)と比較して標準設置タイプで455kg、リニューアル設置タイプで485kgの軽量化を実現しました。

■製品質量比較

型名(冷却能力kW) 当社15年前製品※1 新型機(R32機)
標準設置タイプ リニューアル設置
1180型(118) 1,650kg 1,485kg 1,455kg
1500型(150) 1,700kg
1800型(180) 1,940kg
2000型(200) -
  • ※1 当社15年前製品:RHUP1180AZ4・RHUP1500AZ4・RHUP1800AZ4
  • (注)空冷ヒートポンプ式 ポンプレス仕様での比較。

標準仕様で冷(温)水出入口温度差10℃対応により搬送動力を低減

大温度差空調向けに冷(温)水出入口温度差10℃を標準で対応可能としました。これにより循環水量・搬送動力の低減による省電力化が図れます。

  • ※ 温度条件によっては出入口温度差10℃が取れない場合があります。

高調波対策として、直流リアクトルを標準装備

全機種に直流リアクトルを標準装備し、6パルス換算係数(Ki値)≦1.8をクリアしました。

さらに高調波対策が必要な場合には...

【改造対応】内蔵型アクティブフィルター(AF)でさらなる高調波の抑制が可能です。

(本体組込み出荷になります。)

●6パルス換算係数(Ki値)

200V 50/60Hz

ご注意 ●高調波計算書の詳細については技術資料をご確認ください。
●特電(400V/440V)仕様は最大2個までの改造対応が可能です。

散水仕様(改造対応)

夏場の冷却運転時の電力低減用に散水ノズル付きを改造対応します。

■性能値(予想性能値)

200V 50/60Hz

〈条件〉

  • • 空気側熱交換器入口空気乾球温度:35℃、湿球温度:24℃、冷水入口温度:14℃、冷水出口温度:7℃
  • • 散布する水の温度:25℃、給水圧:0.3〜0.5MPa

散水仕様導入時のご注意

  • • 上記の性能値は、簡易冷凍サイクルモデル(実機)での測定結果に基づく容量換算値(計算値)です。
  • • ノズルから噴射された水が蒸発し、空気および熱交換器から蒸発潜熱を奪うことで冷却効果を発揮します。
    水が蒸発しにくい環境(相対湿度が高い場合など)や、散水量が少ない場合には、COP向上効果が小さくなります。
  • • 湿度の上昇や断水などの事態を想定し、電源容量は非散水仕様と同等の容量を準備してください。
  • • 水噴霧によって空気中に漂う物質も熱交換器に吸引されます。噴霧される水の水質管理だけでは腐食を防止することはできません。
    非散水仕様と比較して、腐食に対しては非常に厳しい使用環境となることをご理解のうえ、腐食の進行を防止するために確実なメンテナンスを実施するようお願いいたします。
  • • 散水条件でのお立会い試験は対応できません。(試験成績書の提出も非散水条件となります。)

その他

■モジュール化により高圧ガス関係の法的手続きを簡略化

モジュール単体での法定冷凍トンが20トン未満のため、連結台数にかかわらず高圧ガス製造届出は不要です。(2000型を除く)

■デマンド機能の強化

グループコントローラーCSC-A8GT(1)(詳細はこちら)のスケジュール機能を使えば、グループごとに「電流デマンド」や「最大運転台数」を設定できます。セルフデマンド機能として節電対策にもご活用いただくことが可能です。

■ビル管理システムのオープンネットワーク(BACnet®)に接続可能(受注対応)

詳細は弊社営業窓口までお問い合わせください。

  • ※ BACnetは、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。

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