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省エネ性とサービス性を追求した
水冷式冷専スクリューチラーユニット
環境影響度に配慮し、
新冷媒R1234yf採用機種をラインアップ

●供給水温の安定とランニングコストの抑制。
●高調波対策を含めたイニシャルコストの低減。

1320~2000型
RCY WZT(C)
RCF WZT2(C)

■ラインアップ表

冷媒 製品仕様 型名(冷却能力 kW)*1

1320型
(132)

1700型
(170)

2000型
(200)

2360型
(236)

R1234yf*2 水冷式冷専
連続制御タイプ
カバー有り
カバー無し
R134a*2 カバー有り
カバー無し
*1
標準仕様表に記載の冷却能力です。
*2
各々R1234yf、R134a専用機になります。

■コントローラー・リモコン適応表

○:使用可能  -:使用不可

コントローラー リモコン
CSC-A8GT CSC-A8GT1 CSC-A1S CSC-5S CSC-A8MC RSW-A
- - - *3
*3
モジュール制御機能使用時には使用できません。

製品特長

低GWP冷媒【HFO】R1234yfの採用

R1234yfは地球温暖化係数※1を従来の冷媒R134aに比べて99%以上低減した冷媒です。従来機(RCF_WZT1(C))と同等以下の冷媒封入量として、環境負荷の大幅な低減を図りました。

  • ※1 地球温暖化に与える影響を数値化したものを示します。 数値が大きいほど温暖化への影響が大きいことを示します。
  • ※2 出典:JRA GL-08_2020R「冷凍空調機器の冷媒回収に係る回収口形状と表示ガイドライン」地球温暖化係数(GWP)100年値。

フロン排出抑制法の対応が不要※3

"R1234yf"を採用した機器は、フロン排出抑制法の対象外です。このため点検整備記録簿の保存や漏えい量報告などの法的対応は不要です。なお、特定不活性ガス(電子カタログ参照)への対応として、チラーユニットを設置する機械室(屋内)には、機械通風装置、および、検知警報設備の設置が必要です。

  • ※3 " R134a"を採用した機器は、従来機と同じ法定対応が必要です。

R1234yf採用チラー
フロン排出抑制法の対象外

製品高さ1,670mm 搬入性を向上

製品高さを2,000mmから1,670mmに低減しました。機械室のドア枠などの搬入経路の高さ制限への対応範囲がひろがり、搬入性を向上しました。

精度の高い、出口水温制御が可能

連続制御は油圧式のスライド弁制御で圧縮機の運転容量を負荷に応じて無段階で制御し、安定した出口水温を負荷に供給します。所定の温度より低い水温で運転する必要がなく、効率の高い運転ができます。入口水温が短時間に大きく変動する場合は、保有水量を多く確保する必要があります。

●連続制御仕様

計画的なオーバーホールで圧縮機の突発故障を予防保全

スクリュー圧縮機は、オーバーホール(分解整備)ができ、計画的な予防保全が図れます。
突発的な故障リスクを低減し、設備の安定稼働を確保するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
圧縮機のオーバーホール(分解整備)周期を従来機(コンパクトタイプ AZ5※1)の24,000時間から40,000時間へ延長。メンテナンスコストも軽減します。

オーバーホール周期:運転時間40,000時間
冷凍機油交換・各種点検周期:2年※2

  • ※1 AZ5:2016年3月まで発売の製品
  • ※2 冷凍機油交換できない場合は、オーバーホールを5年ごとに計画してください。

連続仕様スクリュー圧縮機は高調波対策不要

インバーターを使用しない連続制御仕様のスクリュー圧縮機を搭載しているので、高調波の発生がありません。もちろん高調波対策用アクティブフィルターも不要。イニシャルコストの低減が可能です。

遠隔監視と予兆診断により、安定稼働と計画的な保守整備をサポート

exiida

遠隔監視・稼働音診断で軸受部の摩耗の検知をサポート。
「時間基準保全」から「状態基準保全」に移行可能です。

  • (注1)「exiida遠隔監視・稼働音診断」の利用に際しては、事前契約(有償)が必要となります。
  • (注2)フロン排出抑制法で定められた点検周期は順守する必要があります。

スクリューチラーユニットの
exiida遠隔監視・予兆診断・稼働音診断の詳細はこちら

本体操作性とメンテナンス性を考慮した連続設置

複数台運転時の部分負荷特性を改善

圧縮機運転容量を把握して、効率が低下する低負荷運転を回避します。

  • (注)圧縮機運転容量の下限値を従来機と同じに設定することで、「従来機の特性」と同様の運転も可能です。

完全停止のリスク低減が可能

警報停止したモジュールを台数制御から切離し、残った他の正常なモジュールで運転を継続します。1号機(親機)が警報停止した場合も同様に、1号機自身を除外して運転を継続します。

また、親機(1号機)との伝送が不通になった場合の子機の動作は下記となります。
・不通時の状態を継続します(ただし、「切離し」になります)。
・伝送回復で自動復帰(復帰後は一旦停止)します。

複数台設置時も台数制御専用コントローラ不要

■複数台設置時のモジュール制御が可能

台数制御機能を標準装備。新たな台数制御専用コントローラーは不要です(遠隔からの運転指令の入力は必要です)。圧縮機運転容量制御とチラーユニット運転台数制御の併用により、送水温度の安定とポンプ搬送動力を低減(チラーユニットとポンプが1対1の場合)します。

主な制御仕様

●台数制御機能

負荷に見合った台数で運転します。

●ローテーション機能

各モジュールの運転時間を監視し、運転時間に応じてローテーションを実施します。

複数台設置時も台数制御専用コントローラ不要

■液晶タッチパネルでビジュアル化

■故障時の詳細データ保持によりサービス性向上

故障履歴の内、最新の3件については、詳細データを保持するので、原因の早期究明の一助としてご使用いただくことが可能です。(最大10件の故障履歴を保持)

省スペース化

現地施工性に配慮

■電源配線分岐盤、漏電遮断器(内蔵)をオプション化

[ご注意]

*
電源分岐盤には配線(幹線・分岐線)は付属していません。現地にて準備ください。
*
最大分岐数は4モジュールです。5モジュール以上の場合は電源分岐盤を2セット使用してください。
*
各配線太さは技術資料に従ってください。幹線太さが325mm2を超える場合には幹線を6本にしてください。この場合、主電源用端子台が2個必要です。
*
分岐盤からチラーユニットまでの分岐線の長さは8m以内としてください。

改造対応

■ 公共建築工事標準仕様

■ 特殊電圧(400V級)仕様

■ 漏電遮断器内蔵仕様

■ 電源配線分岐盤

その他

■ モジュール化により高圧ガス関係の法的手続きを簡略化

■ デマンド機能の強化

グループコントローラーCSC-A8GT(詳細はこちら)のスケジュール機能を使えば、グループごとに電流デマンド」や「最大運転台数」を設定できます。セルフデマンド機能として節電対策にもご活用いただくことが可能です。

■ ビル管理システムのオープンネットワーク(BACnet®)に接続可能(受注対応)

詳細は弊社営業窓口までお問い合わせください。

  • ※ BACnetは、米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。

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