フリーアクセスフロア対応:下吹型(床下吹出・上面吸い込み方式)。
電源機械室対応:上吹型(上面吹出・前面吸い込み方式)
非対称歯形による吸入、漏れ損失の低減などで運転効率を向上した、一般空調用の最新の省エネ圧縮機をベースにしています。
通常は損傷防止の目的で使用する過圧縮防止弁を適用し、情報通信向け用途専用の圧縮機として新開発。運転範囲の拡大と効率のフラット化を実現します。
圧縮機の運転時間が長い低速回転域付近の効率を向上しています。
負荷に応じた能力で運転するインバーター制御のため、レヒート制御など温度制御の無駄な運転を低減します。
サーバ室は静電気の発生を制御するために湿度確保も重要ですが、通常の冷房運転では同時に除湿もされてしまうため、これを補うための加湿が必要となります。高顕熱運転では除湿を極力抑えることで除湿に起因する加湿は必要なく、除湿・加湿に費やされるエネルギーを抑えることができます。
一般的な空調機では、外気温度が低い場合には高圧圧力を高く保つことで安定的に稼動させていますが、この場合、外気温度が低くても消費電力は低減しません。低圧力比制御を適用することで、外気温度が低い場合には信頼性の許すかぎり高圧圧力を低下させ、消費電力の低減を実現します。
室内ユニット内に取付けの吸込・吹出温度センサーとは別に、オプションで温度センサーを追加できます。温度センサーには個別に制御目標値を設定しており、「冷却重視」と「バランス重視」の2つの制御から選択が可能です。
変風量制御にて風量が変化する下限を設定可能。変風量制御の場合も必要風量は確保できます。
従来からの吹出温度制御に加え、サーバルーム向けに吸込温度制御も選択可能です。
最大運転電流条件化で、等価逆相電流30%以下としています。
ノイズの発生を情報処理装置に関する基準(VCCI*1自主規制)に合わせて抑制しています。
試作機にて耐震試験(震度6強想定レベル)を実施し、問題なく運転を継続することを確認しています。
圧縮機が室内側にあり、現地冷媒配管の内部が低温にならないため結露対策が不要で、保温材がうすくなります。従ってデータセンターとしては有用でないパイプシャフトスペースを削減可能です。
セパレート型と比べて能力低下が少なく、配管最大長の場合でも能力低下を約1%に抑えることができます。(M型の一部を除く)
リモートコンデンサ方のため室内側にのみ電源盤を設置します。屋外の電源盤は不要です。
風量固定の場合でも除湿制御が可能なため、湿度負荷にも対応できます(M型を除く)。
操作パネルにより、室内の機外静圧を調整可能。Vベルトやプーリーの交換が不要です。
室内ユニットの配線・配管は床下から取り出せます。オプションで上方からの取り出しも可能です。(ドレン関係は除く)
別売のBACnetアダプター(受注対応)を取付けることでBACnetへの接続が可能です。
半年ごとのVベルトの張りのチェックや交換作業が必要ありません。
給油の不要なベアリングの採用により、15000hごとのグリスアップ作業が不要です。
空気の吸込・吹出面を下面と上面に設計し距離を確保することで、ショートサーキットを抑制。背面を密着して設置できるため、図のような省スペースでの集合設置が可能です。
吸込み網(オプション)の取付けにより、前吸込・上吹出が可能。ベランダ設置にも対応できます。
型名 | 相当 馬力 |
型 |
室内ユニット |
室外ユニット | ||
---|---|---|---|---|---|---|
下吹型 | 上吹型 | 標準型 | 省スペース型 | |||
NP200型 | 7.5 | M型 | RP-NP200AVD | RP-NP200AVDT | RCR-NP200AD | - |
NP450型 | 16 | L型 | RP-NP450AVD | RP-NP450AVDT | RCR-NP450AD1 | RCR-NP450ADBS |
slim L型*1 | RP-NP450AVDA | - | RCR-NP450ADA | - | ||
NP560型 | 20 | LL型 | RP-NP560AVD | - | RCR-NP560AD1 | - |
製品名 | 型式 |
---|---|
操作パネル | PC-20HD3 |