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設置性に配慮し、省エネ性*1に優れた
マトリクス シグマ(中容量タイプ)

[冷却能力75.0~100.0kW]

*1
全機種でCOP3.0以上を実現。

●環境影響度に配慮し、新冷媒R32を採用。
●中容量タイプ追加で狭小地への設置自由度が向上。
●全機種で高い定格COPを実現。
●台数制御機能標準装備で冷却能力最大800kWまで構成可能。

750~1000型
RHGP AV(P)
RCGP AV(P)
*
吸込網取付けは改造対応となります。
*
写真は標準タイプの3台連続設置時イメージ
*
本機は屋外設置タイプです。

■ラインアップ表

型名(冷却能力kW)*2
750型
(75.0)
900型
(90.0)
1000型
(100.0)
空冷ヒートポンプ式 ポンプレス
ポンプ搭載
空冷式冷専 ポンプレス
ポンプ搭載
  • 注1.空冷ヒートポンプ式:冷水・温水を切り替え 空冷式冷専:冷水専用。
  • 注2.ポンプレス仕様:冷温水循環ポンプは現地準備品。ポンプに対してON・OFF信号出力のみ行う。
  • 注3.ポンプ搭載仕様:冷温水循環ポンプおよびポンプ制御用インバーターを製品に搭載(内蔵)。
    ポンプに対してインバーター制御を行う。
  • 注4.変流量システムとしてお使いいただく場合は、オプション部品の送水温度センサー・還水温度センサーが必要です。
*2
標準仕様表に記載の冷却能力です。

■コントローラー・リモコン適応表

○:使用可能  -:使用不可

コントローラー リモコン
CSC-A8GT CSC-A8GT1 CSC-A1S CSC-5S CSC-A8MC RSW-A
(○*3) - -
*3
「CSC-A8MC」と併用する場合、「CSC-A8GT1」をご使用ください。

製品特長

新冷媒 R32 の採用

冷媒には新冷媒R32を採用。 地球温暖化係数※1を従来の冷媒R410Aに比べて約67%低減した冷媒です。さらに従来機750型(R410A機)に対し冷媒封入量を約9%以上低減し、環境負荷の低減を図りました。

  • ※1 地球温暖化に与える影響を数値化したものを示します。 数値が大きいほど温暖化への影響が大きいことを示します。
  • ※2 出典:JRA GL-08_2020R「冷凍空調機器の冷媒回収に係る回収口形状と表示ガイドライン」地球温暖化係数(GWP)100年値。

高い定格冷却COP※1・定格加熱COP※2、従来機から効率アップ

新冷媒R32採用にあたり、圧縮機、冷凍サイクル、水側熱交換器の改良により、高い定格冷却COP※1・定格加熱COP※1 ※2を実現しました。

定格冷却COP※1

定格加熱COP※2

*
従来機:2023年6月まで発売の製品。
  • ※1 空気側熱交換器入口空気乾球温度35℃・冷水入口温度12℃・冷水出口温度7℃。JRA4066:2014「ウォータチリングユニット」に基づく。
  • ※2 空気側熱交換器入口空気乾球温度7℃・湿球温度6℃・温水入口温度40℃・温水出口温度45℃。JRA4066:2014「ウォータチリングユニット」に基づく。空冷式冷専は除く。

中容量・モジュールタイプだから、狭小地への設置自由度が向上

中容量・モジュールタイプだから、マトリクスシグマ標準設置タイプ、リニューアルタイプ、横連続設置タイプに比べ、ビルの屋上など、狭小地への設置自由度が向上しました。設置スペース・負荷・用途にあった機種選択の幅がさらに広がりました。

■設置イメージ

  • ※ 中容量タイプ3台連続設置時イメージ

省スペース設置が可能

さまざまな現地システムに対応可能なモジュール制御機能を標準装備

■1グループ最大8モジュール(冷却能力最大800kW)までモジュール制御が可能

モジュール制御機能を標準装備。台数制御専用コントローラーは不要です(遠隔からの運転指令の入力は必要です)。親機本体コントローラーから最大8モジュール(冷却能力最大800kW)まで1グループとして制御することができます。(空冷ヒートポンプ式・空冷式冷専の混在も可能です。ただし、異なる運転容量の組合わせやポンプレス・ポンプ搭載仕様機の混在はできません。)

  • (注)全サイクルに共通する警報の場合は、2サイクル共停止します。

主なモジュール制御機能

●台数制御機能

負荷に見合った台数で運転します。現地システム構成によりオプション部品 (送水・還水温度センサー)が必要になる場合があります。

●ローテーション機能

各モジュールの運転時間を監視し、運転時間に応じてローテーションを実施します。

●同時除霜運転防止機能(加熱運転時)

1モジュール内での除霜運転を1冷凍サイクルに制限し、水温低下を抑制します。

●異常停止時の動作

完全停止リスクを回避できます。異常停止したモジュールを制御から切り離し、正常なモジュールで運転を継続します。

●ポンプ運転制御(ポンプ搭載仕様)

ポンプをインバーター制御し、変流量システムに対応。送水温度を安定させ、ポンプ搬送動力を低減(ポンプ搭載仕様の場合)します。また、定流量システムにも対応可能です。

完全停止のリスク低減が可能

1モジュールを独立した2冷凍サイクルで構成。万が一、片側冷凍サイクルが故障した場合でも、もう一方の正常な冷凍サイクルでは運転を継続。完全停止するリスクを低減できます。

  • (注)全サイクルに共通する警報の場合は、2サイクル共停止します。

液晶タッチパネルで簡単設定・簡単点検

※ イメージ図

■液晶タッチパネルで簡単操作

表示・操作部にカラー液晶タッチパネルを採用し、表示画面を見やすく分かりやすいデザインとすることで視認性・操作性を高めました。

■状態表示画面

ユニット状態・ポンプ状態・ファン状態を一目で確認できます。警報・警告の内容もこの画面で確認可能です。

■設定画面(水温設定など)

各種設定は液晶タッチパネルから簡単に操作できます。水温設定は0.1℃単位で設定できます。

■点検画面

本体の運転状態・各種センサーなどの情報を表示。親機は台数制御の設定・状態表示も可能です。

■履歴画面(警報履歴)

最新10件の故障履歴の確認が可能です。さらに、故障履歴のうち、最新の3件については、詳細データの確認が可能です。原因の早期究明の一助としてご使用いただけます。

使用温度範囲拡大

■温水25℃取り出しが可能(標準使用温度範囲)

■冷水3℃取り出しが可能(標準使用温度範囲)

その他

■モジュール化により高圧ガス関係の法的手続きを簡略化

モジュール単体での法定冷凍トンが20トン未満のため、連結台数にかかわらず高圧ガス製造届出は不要です。

■デマンド機能の強化

グループコントローラーCSC-A8GT(1)(詳細はこちら)のスケジュール機能を使えば、グループごとに「電流デマンド」や「最大運転台数」を設定できます。セルフデマンド機能として節電対策にもご活用いただくことが可能です。

関連資料