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高効率直焚吸収冷温水機 EXRシリーズ
リプレース対応吸収冷温水機

422〜1,125kW (120〜320USRT)

主な特長

高効率と小型化を両立

現流機※1に比べ、搬入幅寸法および高さ寸法を低減しました。
これまでの高効率化は、主に伝熱面積増加などにより、効率向上を図っておりましたが、その反面、従来より寸法過大となるため、リプレース時の搬入が困難でした。
EXRシリーズは、搬入寸法を低減(自社比較)したことにより、既設機から入れ替え時の搬入が容易に行えます。
現流機に比べ、平均で体積比:約81%※1を達成しました。

  • ※1:現流機(EXH 型)と EXRH 型の比較の平均値です。

搬入寸法比較※1

現流機に比べ暖房容量を増加

高効率機(現流機)は、冷房時の定格消費量が低減し効率向上する反面、標準暖房容量は、消費量の低減に比例し、従来機に比べ容量が小さく、暖房容量の不足がリプレース時の課題となっておりました。
EXRシリーズは、現流機(EXシリーズ)に比べ暖房容量を約18~9%※2増加し、従来機※3(Vシリーズ)相当の暖房容量とすることで暖房容量不足を解消します。

  • ※2:機種により暖房容量が異なります。
  • ※3:従来機(Vシリーズ)は、1997年~発売機です。
  • ※4:冷房容量 120USRT の場合の標準暖房容量の比較です。

標準暖房容量比較例※4

高期間効率機の特長

  • ■ 溶液循環量の最適化
    二段蒸発吸収サイクルを採用した日立高効率機に対し、溶液ポンプのインバータ制御を追加し、変動する負荷に応じた溶液循環量を最適化することにより、部分負荷効率を大幅にアップしました

高効率機の特長

  • ■ 二段蒸発吸収サイクル
    吸収器から再生器に送られる希薄吸収溶液の濃度を従来サイクルよりも低下させることができ、サイクル全体の溶液循環量が低減できます。溶液の循環量を減らすことで内部サイクルロスを低減し、サイクルの高効率化が図れます。
  • ■ ヘビーロード運 転転対対応
    二段蒸発吸収サイクルの採用により、うすい溶液濃度のサイクルとすることで耐久性を大幅に向上しました。溶液の低濃度サイクル化によりヘビーロード運転(年間冷房運転4,000時間以上)が標準対応可能となりました。

パラレルフローの採用

高温再生器の圧力は、低温再生器の溶液濃度により決まります。パラレルフローは、吸収器からの希薄吸収溶液を2つの再生器(高温・低温再生器)に別々に圧送する方式です。これにより、低温再生器には吸収器からの最も稀い溶液が送らるので、高温再生器の圧力が低く、低濃度サイクルとなり、高い信頼性を持っております。

①冷却水伝熱管に汚れが付着した際にも高圧故障に至るリスクが小さい
②吸収器入口の溶液濃度が薄いので、溶液結晶し難い

製品仕様

EXRシリーズ (ガス焚)(冷水入口12ºC-出口7ºC/冷却水入口32ºC-出口37ºC)

形式: HAU-B/C GN 120EXR(P) 150EXR(P) 180EXR(P) 210EXR(P) 240EXR(P) 280EXR(P) 300EXR(P) 320EXR(P)
冷房能力 USRT 120 150 180 210 240 280 300 320
kW 422 527.4 632.9 738.4 843.9 984.6 1,055 1,125
暖房能力 kW 500 500 644 779 779 1000 1000 1,000
冷房定格COP:13Aガス 1.42 1.43 1.43 1.42 1.43 1.43 1.43 1.44
  • ※COPは、JIS基準( JIS B8622-2016)の値を示します。

EXRHシリーズ (ガス焚・灯油焚・A重油焚)(冷水入口12ºC-出口7ºC/冷却水入口32ºC-出口37.1ºC[A重油:37.2℃])

形式: HAU-B/C G/K/AN 120EXRH(P) 150EXRH(P) 180EXRH(P) 210EXRH(P) 240EXRH(P) 280EXRH(P) 300EXRH(P) 320EXRH(P)
冷房能力 USRT 120 150 180 210 240 280 300 320
kW 422 527.4 632.9 738.4 843.9 984.6 1,055 1,125
暖房能力 kW 500 500 644 779 779 1000 1000 1,000
冷房定格COP:13Aガス 1.36 1.37 1.37 1.37 1.37 1.37 1.37 1.37
冷房定格COP:灯油 1.36 1.37 1.37 1.37 1.37 1.37 1.37 1.38
冷房定格COP:A重油 1.32 1.33 1.33 1.32 1.33 1.33 1.33 1.33
  • ※COPは、JIS基準( JIS B8622-2016)の値を示します。