

TECHNOLOGY
技術
圧縮機の稼働音と電流値を機械学習し、機器固有の学習モデルを構築。収集した稼働音データと学習モデルの差異を監視することで圧縮機軸受部の摩耗損傷の有無を検知。
前処理として、集音データから「外れ値」や「異常値」を除去。この工程により騒音や他の設備音が発生する環境下でも診断できます。


■対象製品
●チラーユニット(スクリュー圧縮機搭載機種のみ) ●スクリュー冷凍機
BENEFIT
ベネフィット
スクリュー圧縮機の故障につながる稼働音データの変化を検知できるため、故障する前にオーバーホールが可能。スクリュー冷凍機の故障による生産停止や食品・製品ロスを未然に防ぎます。
スクリュー圧縮機の故障につながる稼働音データの変化を検知できるため、故障する前にオーバーホールが可能。スクリュー冷凍機の故障による生産停止や食品・製品ロスを未然に防ぎます。
POINT❶
「予兆診断」では検知できない異常を検出。長期停止を抑制。
「予兆診断」では検知できない圧縮機の異常を早期に検出。「予兆診断」に「稼働音診断」をプラスすることで、スクリュー冷凍機の早期異常検知と予防保全の精度向上が期待できます。故障につながる変化を検知した際には、速やかに当社よりお知らせ 。重大な故障に至る前の段階で対処することで、設備の長期間停止を抑制。
BEFORE


AFTER


POINT❷
圧縮機の突然の重故障を回避。コスト増加を抑制。
故障前の異常を捉えることで早期メンテナンスにつなげ、重故障を防止。重故障による「修理コストの増加」や「保管中の食品・製品のロスなどの事業損失」を防ぎます。
採取した集音データはAIによる状態監視を行っているため、技術者による音での判断やスポット的な運転音の周波数分析に頼らず、最適なタイミングで整備ができるようになります。
採取した集音データはAIによる状態監視を行っているため、技術者による音での判断やスポット的な運転音の周波数分析に頼らず、最適なタイミングで整備ができるようになります。
POINT❸
設備管理のDX化を推進。
「稼働音診断」は異常音を検出したタイミングで整備を実施。技術者による音での判断も、周波数分析器による測定分析も必要なく、メンテナンスの手間も費用も削減できます。DXの一環として設備管理の合理化、省力化にも役立ちます。
検討の視点①


圧縮機の重故障で発生するコストは見過ごせません。
圧縮機ロックなどの重故障が起こった場合、オーバーホール(分解整備作業)では修理することができず、圧縮機本体の交換が必要になることがあります。圧縮機交換の場合、オーバーホールよりも1台あたり約90万※1ものコスト増。さらには設備故障の二次被害としての事業損失。工場であれば製品ラインのストップによる機会損失、食品倉庫であれば商品のロス・破棄による損害など。こうした想定外の損失は事業に多大な影響を与える可能性があります。工場や倉庫の運用において設備故障のリスクマネジメントは必須の課題なのではないでしょうか。
検討の視点②


「予兆診断」と「稼働音診断」の違いとは?
「予兆診断」と「稼働音診断」では診断できる故障の種類が異なります。「予兆診断」は「冷媒漏えい」「圧縮機・膨張弁・電磁弁の異常」「熱交換不良などに起因する異常」など冷凍サイクルに関する故障の異常を検知。「稼働音診断」はスクリュー圧縮機軸受部の摩耗損傷の有無を検知。2つの診断を併用することで、突然の重故障のリスクを低減させることが可能です。また、「対象となる機器」や「導入の条件」も異なります。詳しくは、当社および特約店のexiida担当がご説明に伺いますので、お気軽にお問い合わせください。
「時間基準」から「状態基準」へ。オーバーホールの回数を削減。
「稼働音診断」を導入すれば、異常音を検出したタイミングでのオーバーホール(状態基準)ができます。オーバーホール回数を削減※2できる可能性があり、保守保全コストの低減も期待できます。
■スクリュー圧縮機のオーバーホール基準(整備推奨基準)


設備保全の観点から、当社ではスクリュー圧縮機に整備推奨基準(時間基準)を設けています。スクリュー圧縮機は、整備推奨時期を超過しても問題なく使用できるケースもあります。時間基準では、安心かつ効率的なオーバーホールが難しいという課題がありました。
【時間基準】

【状態基準】

USER
ユーザー
「exiida稼働音診断」は、スクリュー圧縮機を内蔵している冷凍機やチラーユニットをご採用いただいている事業者さまに導入を検討していただきたいソリューションです。
食品倉庫
大切な商品のロス・破棄が起きないように。
スクリュー圧縮機を内蔵した冷凍機が設置されている食品倉庫では、機械が故障すると、商品の別倉庫への移送や商品ロスなどにより、多大な損失が発生する恐れがあります。当社では、食品関連事業者さまに対して「exiida稼働音診断」を積極的にご提案しています。
スクリュー冷凍機をご使用中の事業者さま
数年間使用した機器でも導入可能。
「稼働音診断」は「予兆診断」とは異なり、オーバーホールを実施することで、正常な状態における稼働音データを収集できるため、数年間使用された機器にも導入が可能。使用年数の経過に伴い故障リスクは高まる傾向にあるため、そうした機器をご使用中の事業者さまには、「exiida稼働音診断」を積極的にご提案しています。
exiida稼働音診断についてのお問い合わせ
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