ページの本文へ

人感・輻射温度センサーで賢く空調

*
このページは、てんかせ4方向との組み合わせによる説明です。

【ご注意】
乳幼児や身体の不自由な方が単独で滞在する場合は人感センサーの制御を"無効"に設定してください。
動きの少ない状態で長時間滞在するような場合、人感センサーが「不在」と検知し運転が停止することがあります。

人の活動量・輻射温度を検知し、室内空調をコントロール

*
センサー制御には多機能(デザイン)リモコンが必要です。

4個の人感センサーと1個の輻射温度センサーを搭載した化粧パネルをラインアップ。人感センサーで吹出口の4エリアごとに人の活動量を検知し、さらに輻射温度センサーで床やテーブルなどの輻射温度をエリア全体で検知することにより、室内の状況に応じて快適な空調コントロールを可能にしました。

■検知角度:約123°
■検知エリア:
 天井高さ2.7m(28~90型)に対して検知直径約7.0m*1(床面から0.8m)
 天井高さ3.2m(112~160型)に対して検知直径約8.8m*1(床面から0.8m)

(注)人感センサーについて

*1
人の動作が小さい場合、人を検知できない場合があります。
*
検知エリアの隅は人を検知しにくくなります。
*
天井高さが高い場合(4m以上)や、人感センサーのレンズに油などの汚れが付着した場合には、人を検知できない場合があります。
*
検知エリア内で、周囲と温度差のある物体が動く場合、人がいなくても「人がいる」と判定する場合があります。
*
暖房時は設定温度の補正に伴い、肌寒く感じる場合があります。

●人感センサー・輻射温度センサーについて

人体や床などの物体からは、常にその物体の温度に対応した波長の赤外線が放射されています。人感センサーは、検知範囲内の赤外線の変化を検知し、この赤外線の変化量をもとに、人の動きをキャッチしています。輻射温度センサーは、検知範囲内にある床などの物体や人体より放射された赤外線を検知して、温度を測定します。

対応する室外ユニット

対応する室内ユニット

「人感センサー」「輻射温度センサー」「吹出空気サーミスター」対応
室内ユニット省エネの達人プレミアム・省エネの達人・寒さ知らず

室内ユニット センサー機能
名称

足もと付近の

温度を上昇

風向きを

自動調整

自動で

能力調整

自動で

能力をセーブ

冷え過ぎを軽減

冷え過ぎを抑制

センサー

輻射温度

センサー

人感

センサー

人感センサー

輻射温度

センサー

人感

センサー

輻射温度

センサー

吹出空気

サーミスター

てんかせ4方向 省エネの達人プレミアム
省エネの達人・寒さ知らず
てんかせJr. × × × ×
てんかせ2方向 × × × ×
てんかせ1方向 × × × ×
ビルトイン × × × ×
てんうめ 高・中静圧型 × × × ×
てんつり × × × ×
かべかけ × × × × ×
厨房用てんつり × × × × ×

◎:標準搭載 ○:オプション対応可 ×:対応不可

4個の人感センサーで活動量から人の有無を判断し、エリアごとに風向きを自動調整

4個の人感センサーで空調スペースを4エリアに分けてセンシング。各エリアは各ルーバーに対応しており、「風よけ」か「風あて」を選べば、設定に合わせて人のいるエリアごとに風向きを自動で調整します。*2

*2
不在エリアは、リモコンで設定した風向きに吹き出します。

人の活動量を検知して、自動で能力をセーブ

室内ユニットに搭載した「人感センサー」が、人の動きに応じて自動的に設定温度・風量・風向きを補正し、空調運転を抑制します。*3*4

  • (注)人感センサーについて
  • ・ 人の動作で反応するため、在室時でも人の動作が小さい場合は、不在と検知する場合があります。
  • ・ 周囲と温度差のある物体が動く場所に据え付けた場合、「人がいる」と検知する場合があります。
  • ・ 天井高さが高い場合(4m以上)、人感センサーのレンズに油などの汚れが付着した場合には、在室時でも不在と検知する場合があります。
*3
暖房時は、設定温度の補正に伴い、肌寒く感じる場合があります。
*4
リモコンによる人感センサー設定「有効」設定中であって、140型(5馬力相当)の場合、設定温度の補正前(3.29kW)に比べ1℃の補正時(※1)で最大約20%(3.29kW→2.63kW) の消費電力低減、設定温度の補正前に比べ2℃の補正時(※2)で最大約40%(3.29kW→1.97kW)の消費電力低減の効果。節電の効果は、製造元の試験室で測定。測定条件はJIS条件(冷房定格)で、室外ユニット「RAS-AP140GH3」と室内ユニット「RCI-GP140KA」の組合せ。
室内ユニットの設定温度24℃で運転。人感センサーによる制御運転前の消費電力と、人感センサー制御により設定温度を節電となる方に1℃補正、または2℃補正した場合の消費電力との比較。人感センサーは天井高さ2.7mに設置した状態で、活動状態はそれぞれ次のとおり。
  • ※1 椅子に着席した状態で背伸びをするなど上体を動かす程度の比較的小さな動き、または人の不在を一定時間連続して検出したとき。
  • ※2 ※1の状態からさらに人の不在のまま一定時間を経過したとき。なお、上記に示す消費電力低減の数値は、日立独自の上記条件に基づいたものです。
  • (注)室内ユニット「てんかせ2方向」「てんかせ1方向」「ビルトイン」「てんうめ」「てんつり」の節電効果は異なります。
*5
リモコンの設定で30 ~ 180分から選択できます。
*6
初期設定では運転継続ですが、リモコンの設定で、自動で運転停止にさせることができます。

輻射温度センサーで、冷房時の冷え過ぎを抑制

長時間冷房して部屋が冷えてきたときなど、床面付近の輻射温度を検知して、自動的に風当たりを減少*1し、空調能力をセーブすることで、冷え過ぎを軽減します。*2

*1
風当たりは室内ユニット容量や天井高さによって変わります。
*2
人が集まったときや日光にあたり室内温度が上昇すると通常時の冷房運転に戻ります。
吹出空気サーミスター

吹出空気の温度を検知して、冷え過ぎを抑制

冷房時、冷たい空気が体にあたることによる不快感(コールドドラフト)を軽減するために、吹出空気サーミスターで温度を検知。吹き出す空気の温度の下がり過ぎを抑制します。

[注記]

  • ・ あらかじめリモコンで強・中・弱を設定。設定された内容に合わせて、吹出空気温度が下がり過ぎないよう空調機の能力を調整します。
    (「強」>「中」>「弱」の順で吹き出される空気の温度が高くなります。)
  • ・ 室内ユニットが2台以上運転している場合など、ユニットの運転状態によっては、効果が得られない場合があります。
  • ・ 設定された内容によっては、部屋全体が冷えるのに時間がかかる場合があります。

人の増減による室温変化を予測して能力調整【日立独自*1

*1
2025年5月23日現在てんかせ4方向において

人感センサーと輻射温度センサーがエリア内の人の増減や熱源の変化を検知し、室温変化を予測。空調能力を調整し、室温の変動を抑えます。

  • ※ 室内ユニットを複数台運転する際は効果がない場合があります。人や熱源の変動が小さい場合は検知できない場合があります。
  • ※ 室温が高く、床や壁の輻射温度と人の体表面温度との温度差が小さいときには、人の増減を推定できない場合があります。(夏場の冷房運転時で室温が30℃程度あるときなど)
  • ※ 暖房時に、人が減少した場合には本制御は働きません。

「温度ムラ抑制機能」により広い空間でも部屋全体を効率よく空調*1【日立独自*2

*1
省エネの達人プレミアム224 ~ 335型、省エネの達人224 ~ 335型における、室内ユニット2台以上の接続が対象。
*2
2025年5月23日現在製造元調べ

温度ムラの生じやすい広い単一空間の空調においても、各室内ユニットがリモコン設定温度と吸込空気温度に応じて冷媒流量を調整することで、室内の温度ムラを抑制できます。

本機能は、室内ユニット2台以上の接続時に有効となります。
異タイプの室内ユニットを接続しても対応可能です。
e-LINE接続かつ室内ユニットが3台以上接続されている場合は対応できません。
外気温13℃以下(低負荷時)の冷房運転時は対応できません。
万一、冷媒が漏えいした時の安全確保のため、パーテーションなどで空間を仕切られた狭いスペースへの設置は禁止しています。

関連資料