低外気温でも高い暖房性能を発揮。
新除霜方式で快適性を向上した冷暖切換型寒冷地向けマルチ
TNシリーズ | RAS-AP TN |
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224~1000型 |
寒さ知らず(冷暖切換型 寒冷地向け)[TNシリーズ]では、224〜1000型をラインアップ。充実の製品ラインアップにより、大型オフィスビルや大型ホテルなどに対応可能です。また、従来型と比べて単体ユニットの容量を拡大したことでコンパクトに設置することが可能で室外ユニット間の接続工事も不要です。
寒さ知らずは高い暖房立上がり性能で、寒い冬の朝も快適な暖房環境を提供します。
室内ユニット てんかせ4方向(RCI-GP140K3)×2台との組み合わせによる試験結果
【条件】
室内吸込温度 : 20℃DB
外気温 : −10℃DB
室内外配管長 : 7.5m
測定場所 : 製造元の恒温試験室
「着霜量検出機能」で室外ユニットの着霜状態を細かく検知。これにより、除霜運転の頻度を低減するので、暖房運転は最大で約330分※1まで延長できます。
さらに着霜量に応じて2つの 除霜方式を自動で切り替え、暖房の快適性を損なわないよう、適切な除霜運転を行います。
着霜量に応じて、「ホットガスバイパス除霜」と「逆サイクル除霜」の2つの除霜方式を自動で切り替え、暖房時の快適性を損なわないよう、適切な除霜運転を行います。ホットガスバイパス除霜は、室内熱交換器・配管の余熱を利用しないため、除霜中の室内ユニット吹出口付近の温度低下を抑制します。
室外熱交換器下部に着霜・着氷抑制熱交換器を配置。暖房運転時、減圧前の中温液冷媒を流し、熱交換器下部の着霜・着氷を抑制することで、ユニットベース部の凍結を抑えます。
H-LINK Ⅱに接続された2つの冷媒系統のうち1つが除霜準備または除霜中の場合、除霜運転が終了するまでもう1つの冷媒系統は除霜運転を行わず、2つの冷媒系統が同時に除霜運転となることを防止します。
前日の運転停止前に除霜をしておくことで、翌日の暖房立ち上がりをスピーディーにおこないます。
ガスインジェクション圧縮機・ホットガスバイパス回路を採用
スクロール圧縮機にガスインジェクションサイクルを採用することにより、燃焼器や電気ヒーターを使用することなく低外気温での暖房性能の向上を図りました。
新たに、ホットガスバイパス回路を搭載しました。除霜運転時に四方弁の切り替えを行わず、暖房サイクルのまま除霜運転が可能です。
寒さ知らずTNシリーズでは、フレックスマルチ高効率シリーズの省エネ技術を展開することにより、高APF※1と高COPを達成しました。
送風機・熱交換器・圧縮機の性能向上や圧縮機制御の改良により、年間の消費電力量を大幅に低減しました。また、電力使用量の低減により、CO2の排出量を大幅に低減。より環境負荷を抑えた製品としました。
【試算条件】
規格: JIS B 8616: 2015
使用期間: 冷房 5月23日〜9月25日、暖房 10月19日〜4月24日
地区: 盛岡
建物用途: 事務所
使用日数: 週6日
使用時間: 8:00〜20:00
CO2排出係数 0.437kg-CO2/kWh(電気事業低炭素社会協議会の2022年度実績[確報値]による。)
各室内ユニットからの必要負荷情報をもとに、室外ユニットにて適切な供給冷媒量を計算。インバーター圧縮機の回転数をコントロールし、必要負荷に応じた適正な冷媒量を室内ユニットに供給するスムースドライブ制御に、さらに詳細な室温情報を加え圧縮機の回転数をコントロールすることを可能としました。スムースドライブ制御に対して、さらに低負荷運転時の圧縮機のON・OFF動作回数を抑えつつ、スムーズに運転することで省エネ化を図りました。
電力設定値を超える範囲の消費電力をカットし、最大電力の抑制に貢献できます。電流を自己検知して自動的にデマンド制御を行うので、信号配線工事は不要です。また、従来のデマンド信号によるデマンド制御も可能なので、状況に合わせてさまざまな操作を選べます。オプションの集中コントローラー(セントラルステーション適温適所EX・適温適所EZ・適温適所mini)から室外ユニットごとのスケジュール設定ができるので、設備管理者による設定および設定変更が可能です。
室内熱交換器を凍らせて霜を付け、蓄えた霜を溶かして汚れを落とします。熱交換器の目詰まりを抑え、風量低下を抑制し、快適な空気環境の持続に貢献します。
強制的に運転音低減を図る運転音低減機能を搭載しました。使用環境に応じて、運転音を3段階に設定できます。
室外ユニット故障時のバックアップ運転機能を装備。万一の故障時でもシステムの完全停止を防げます。
構成室外ユニット間で負荷に応じて運転台数や圧縮機回転数を 自動制御することで省エネ運転します。さらに、構成室外ユニットの 圧縮機起動順をローテーションさせることで、各室外ユニットの運転 時間を平準化し、負荷を分散します。
室内外ユニット間の最大配管長や室内外間高低差などさまざまな配管施工制約に対応可能。大規模物件でも柔軟な設計が可能です。
室内ユニットの接続可能台数を最大64台(1000型の場合)まで拡大しました。これにより、室内ユニットの設置台数が多い建物への対応が可能になりました。
高調波対応として、室外ユニット内部に取付可能な、内蔵型のアクティブフィルターを用意しました。従来品と比べて高調波抑制効果が大きくなりました。
〈ご注意〉
本製品(別売アクティブフィルター)は、室外ユニットへの組み込み(取付けおよび電気配線作業)が必要となります。室外ユニットへの組み込み出荷(特注対応)の納期、価格については弊社営業窓口までお問い合わせください。現地での取付け(電気配線作業)を実施する際には、電気工事の有資格者による作業が必要となります。
80Pa、60Pa、30Paの3段階の高静圧設定(現地設定)により、多種多様な各階設置に対応が可能になりました。
建築物衛生法対応の大容量加湿タイプ(天井埋込型/壁ビルトイン型)や省エネ性の高いエコノフレッシュ(直膨コイル付き全熱交換器)など充実のラインアップから選定できます。 エコノフレッシュはビル用マルチ室外ユニット※1と組み合わせることで、CO2濃度を可視化できる環境センサー※2を用いて、CO2濃度が上昇した際、換気風量をアップし、外気負荷による室温変化を予測して能力調整が可能です。
〈 対象スマートフォン 〉
● iPhone※1 (機種: iPhone 7以降 OS: iOS※113.0以降)
● Android※2 (機種: Android OS搭載スマートフォン OS: Android 6.0以降)
風速60m/sまで耐えうる設計
実際の台風時の強風を再現した耐風性能試験を実施 。近年増えつつある大型台風を考慮した筐体構造を実現しました。
・供試機: RAS-AP224SG2[新筐体(RAS-AP224TN)は同構造であり、同等の耐久性があることを確認済み]
・試験条件: 風速60m/s相当の風あて試験
・試験結果: 部品の飛散・冷媒配管亀裂などなし。運転可能な状態。
BCP(事業継続計画)とは、各企業が自然災害や大火災、テロなどの緊急事態に遭遇した時に、事業資産の損害を最小限にとどめながら、中核となる事業の継続や早期の復旧を可能とするため、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを決めておく計画のことです。空調機器は、私たちが生活する社会において重要なインフラの一つとなっています。近年は、地震や台風などの自然災害が増加しており、事業継続の観点でも災害時における空調機器の維持や故障時の早期復旧などの機能が重要視されてきています。
構成ユニット[224~335型(8~12馬力相当)]ごとに搬入することで11人乗りエレベーター※1での搬入が可能です。