クールショットマルチ

ダクト工事不要で個別運転可能
工場や倉庫などの大規模空間を快適に空調

冷媒R32冷媒R410ARPSR-GP28KA

主な納入場所
工場・作業場／ゴルフ練習場／厨房／整備工場／物流倉庫／ショッピングセンター

※1 熱交換器「凍結洗浄」は、フレックスマルチ冷暖切換型（高効率TG/TS/TZシリーズ）・フレックスマルチ-mini モジュール冷暖切換型（高効率SSMシリーズ：単体ユニットのみ）との接続時に使用できます。

主な製品特長

従来の大規模な工場ラインなどに多いダクト空調方式に代わり、小容量の室内ユニットの複数台設置による、現地条件に合わせたフレキシブルな個別運転が可能です。ダクト工事が不要なので、据付・移設も簡単で、省工事性にも優れた空調システムです。

接続容量について

室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量には下表の容量制限がありますのでご注意ください。

	クールショットマルチ専用接続の場合	クールショットマルチとその他室内ユニットを混在接続する場合
	クールショットマルチ専用接続の場合	クールショットマルチヘのリターンエア有	クールショットマルチヘのリターンエア無
室内ユニットの容量制限	室外ユニット容量比 70（注1）～130%	室外ユニット容量比 70（注1）〜130%かつクールショットマルチの合計容量は室外ユニット容量の30%以下	室外ユニット容量比 70（注1）〜100%かつクールショットマルチの合計容量は室外ユニット容量の30%以下
クールショットマルチの容量計算	クールショットマルチを一般室内ユニットより冷房負荷の高い所（吸込空気温度32℃以上）へ設置する場合は、クールショットマルチの容量を1台あたり125%（3.5kW）として計算（吸込空気温度が32℃以下の場所に設置する場合は100%（2.8kW）として計算）

次のような場所への設置はしないでください。

リモコンを使って、１台ごとにON/OFF、温度、風量の設定が可能で、人それぞれの用途や条件に合わせた快適空間を実現できます。また、人がいないときには運転停止で、電気代のムダを抑えて効率の良い空調ができます。

吹出温度制御に関するご注意

1. 冷房時のみ吹出温度制御にて運転します。暖房時は室内温度制御となります。
2. 吹出温度制御に対応している室外ユニットは、フレックスマルチ冷暖切換型（高効率TG/TS/TZシリーズ）・フレックスマルチ-miniモジュール冷暖切換型（高効率SSMシリーズ）です。
それ以外の室外ユニットとクールショットマルチを接続した場合、冷房時は室内温度制御となります。
3. 同一冷媒系統内のクールショットマルチは、全て吹出温度制御に設定してください。

大型プロペラファンの採用により、最大風量15m3/分（H急風時）の大風量を実現しました。風量は用途に合わせて４段階の調整が可能です。別売の吹出口アダプターを取り付けることで、さらに遠くの場所にも快適な風を届けることができます。

●本図は、吹出口中央付近における風速分布の垂直断面図です。
［測定条件（日立調べ）］冷房運転、風量（H急風）、直吹タイプ（長距離）は吹出口アダプター取付け時（増速設定時）
（注）外乱や気流の先に障害物などが無い場合のシミュレーション結果です。設置環境や使用状況により効果は異なります。

室内ユニット冷房使用温度範囲を40゜CDB/30℃WB（RH80％以下）まで拡大しました。高温・高湿度となる夏場の工場内でも使用できます。

ビル用マルチエアコンの冷媒R32採用に伴う安全対策について、日立は、JRA規格（日本冷凍空調工業会が制定、発行する規格）「JRA GL-16」「JRA GL-20」「JRA4070」に準拠した室内ユニットの制御やオプション（冷媒検知警報器・安全遮断弁）をラインアップしました。